
蒼いね、蒼い。
何を甘ったれたこと歌ってんやろって思うけど。
実際は、彼氏がバンドに夢中になってる間に、彼女は退屈したりしてるんですよ。
もしくは、バンドマン好きの女の子なんて、ろくでもないのがほとんど。
私には、苦々しい思い出しかありません。
因みに、以前やってたバンドでは、男のバンドマンばっかりが見に来てくれるような感じでした。
しかも、打ち上げになると、酒呑みだけに現れる奴もいた。
リリィみたいな女の子なんて、どこにもおらへん。
居なかったね。
全く。
ちきしょう。
でもね、目に余るようなフラレ方されてもね、それをどう歌おうが、そいつの勝手やもんね。
余計なお世話やけど、藤原基央は、バンプがインディーからメジャーに移る際に、確実に女にフラれてるね。
その返答を「スノースマイル」できちんと歌ってる。
この「リリイ」はその序章。
リアルやね。
ふと思い返すと、ロックのアルバムで大失恋を経て生まれた傑作に、けっこう救われてきたな。
エレカシの「ココロに花を」
ブラッドサースティーブッチャーズ「ココロノ」
ココロだよ、ココロ。
ココロが痛むよ。
ココロが軋むよ。