
読みましたで。
はじめは本屋で立ち読みで適当に済まそうと思っててんけど、冒頭、地元の西国街道が舞台なもんで、親近感が沸き、買ってしまいました。
西国街道は現在国道171号線にあたる街道で、京都から西宮、神戸を経て山陽に続きます。
僕は伊丹で生まれて高槻で育ったので、西国街道、171号線(関西ではいないちと称されている)には縁を感じます。
恐らく、歴史的にも西日本の要所を繋ぎ、物流と経済の大動脈として、古代から整備されてきた国道だったのでしょう。
笹川良一は西国街道沿いの、現在箕面市に当たる村の、造り酒屋の長男として明治32年に生まれている。
一部の噂では、笹川良一は韓国人だとかの説もあるが、色んな噂が出ても仕方が無いような生き様でしょう。
それよりも、いつも拝読している某ブログ氏の推察による、実は、笹川良一は、皇族に匹敵するような、古代史から続く、大陸からの子孫とういう説に、果てしない妄想を膨らませてしまいます。
なので、この記事では、笹川良一といえば、右翼で、A級戦犯で、昭和のフィクサーで、とかの追求はさて置き、妄想前提で笹川良一を追ってみたい。
まず、妄想の前提としてあげておきたいのは、鳩山由紀夫は笹川良一の隠し子ではという、設定。
もうね、ほんま、似てる。
見比べて下さい。

鳩山由紀夫氏の生まれは東京の小石川で、笹川良一も小石川で暮らしていた次期があるようです。
また、鳩山一郎の日本自由党の資金源を支えたのは、笹川と共に戦後のフィクサーとして登場する、児玉誉士夫の、海軍の隠し財産であることはよく知られている。
妄想と憶測だが、様々な点と線を結ぶと、あながち、侮れない噂だと思うのである。
兎に角、似ている。あまりに、似過ぎている。
更に、二人の思想には共通性がある。
【オザワンサンカ系列】
経世会、北朝鮮、アメリカ民主党、J・ロックフェラー、仏教派、大本教、道院・世界紅卍字、豊臣秀吉、徳川家康、サンカ、鳩山由紀夫、小沢一郎、田中角栄、笹川良一
【本星系列】
清和会、韓国、統一教会、創価学会、自衛隊、アメリカ共和党、D・ロックフェラー、反仏教、日蓮宗、キリスト教、神道、伊勢神宮、薩摩藩、財閥、織田信長、小泉純一郎、英国王室
なんとなくわかるでしょ。
色々意見のわかれるとこもありますが、僕は、笹川、角栄、小沢、鳩山のラインてのは、日本の古代史から脈々と受け継がれてきた、何か、遺伝子を感じるんですがね。
小沢一郎が蝦夷の雄、アテルイに重ねて見る考察もあるように、世間的にダーティーなイメージの人ほど、実は知られざる側面がたくさんあったりするってのは、最早、マスコミの偏向報道のお陰でだいぶ鍛えられました。
僕もこの本のすべてを鵜呑みにはしませんが、かなり、色んな点と線が繋がりそうな感じがしました。
ひとつ、興味深いエピソードを挙げます。
笹川良一は終生、女好きで、あちこちに愛人がいたようだ。
彼の晩節、歳の差40も違う愛人がいたようだ。
彼女は舞踏家であった。
笹川は彼女に一目惚れし、彼女のために講演会を設立。その講演会には錚々たる財界や政界の著名人が名を連ねている。その中には石原慎太郎もいた。
その彼女が八雲琴という伝統芸能を習いたいと笹川に相談した。
さっそく笹川は奈良の聖徳太子縁の飛鳥寺の管長、山本震琴さんという八雲琴の名人に彼女の指導を頼み、すでに、奈良県知事、奈良市、地元の新聞などにも手配を済ませ、稽古をよろしく頼んだという。
八雲琴は「古事記」にも記されているといわれ、スサノオノミコトが奏でた神器ともされているようだ。
凄いですね。なんと石舞台での演奏会。
完全に大化の改新以降の反体制な文化じゃないですか(大袈裟)
このエピソードは偶然だったんだろうか?
僕は歴史の奇遇を感じますね。
因みに、笹川良一は、この晩節に愛した、彼女とまぐあう前は、必ず彼女に拍手を叩いたそうです。
スサノオは出雲。そして朝鮮半島の新羅、高句麗。そして騎馬民族かはたまたシルクロードを経由して地中海まで行くのか。
西国街道沿いには、伊丹空港があります。
これは偶然か。
古代から西国街道は西日本の陸路の要であったであろう。
水路はもちろん瀬戸内海。
現代の空路は伊丹か関空か。
いずれにしても、西国街道はアジアへ伸び、世界を結ぶ。
嗚呼、人類みな兄弟。
彼は、言ったのであつた。