どーでもいいわ。
だって絶対わからんもん。
とりあえず。昨晩は楽しかった。
なんか、健全に良い話し合いが出来た気がする。
さて、参考文献として先日拝読した本だけ紹介しとこ。
天皇財閥―皇室による経済支配の構造/吉田 祐二

もう、帯からして副島氏絶賛ですからね。
極端な天皇論なんかを溶解する、名著だと思いました。
日本を会社に例えるなら、天皇はその社長、もしくは名誉会長的存在であると。
明治維新以降、天皇家は三井、三菱をはるかに凌ぐ大財閥として日本経済を支配してきたのだと。
しかも、戦後全ての財閥が解体されてもなお、天皇家だけは財閥解体されず、形を変えて、今も日本経済を支配しているという。
日銀の大株主、皇室に拠る経済支配の痕を緻密に追い、現代日本の経済構造の真相に迫る。
と、巻頭帯に書かれている通りの内容っす。
えーっと、いくつか気になる点があったんです。
まずは、天皇家は東京電灯会社(現東電)のもち株主のようです。。。
先日こんな記事を見かけました。
以下転載
原子力発電に反対する東北電力の株主グループは2日、
仙台市の東北電力本社を訪れ、東京電力福島第1原発事故を踏まえ、
原発廃止を要求する株主提案を提出した。
6月下旬に開かれる株主総会の議案となる見通し。(時事通信)
上記は東北電の株主さんが東北電に提案しておられますが、
今も天皇家が東電の株主とは思うんですが、天皇家から何かしらの提案、もしくはご意見等はないのでしょうか。
ちょっとこのあたりは詳細がわかりませんが。
いずれにしても、国策とされる事業には、天皇家の財産から多額の融資がされているようです。
天皇家は、物凄い、大金持ち、です。
というか、天皇を取り囲む、宮内庁といいますか、枢密院といいますか。
このあたりが非常にややこしいのが日本の特色のようですが、誰の意図で、誰の責任で、国策が推進されてきたのかが、物凄く曖昧なんです。
「天皇機関説」=「天皇法人説」としてこの著書では解釈されています。
難しいっすね。
そもそも、戦後の戦争責任で、なんで昭和天皇は責任を問われなかったのかな?と、あなたも一度くらい考えたことありませんか?
でも、この著書では比較的肯定的に昭和天皇を解釈しようとは感じます。
つまり、天皇は、日本株式会社の、社長であり、しかも、戦後、象徴天皇となり、民間人となったのだから。。
戦後、昭和天皇が積極的に政治、外交、経済に介入されていたことは、少しづつ、明らかにされてきています。
例えば、在日米軍基地。
この著書でも、戦中末期、昭和天皇が国体の維持のために、三種の神器にこだわった事が記されています。
その参考文献としてやはりこの本が挙げられています。
昭和天皇・マッカーサー会見 (岩波現代文庫)/豊下 楢彦

昭和という時代は、国民が地獄の中で辛酸を舐め尽くし、戦後、復興の過程で経済的、物質的に豊かになりながらも、地獄の辛酸を忘れていった、時代だったのでしょう。
それは、お上の意向に翻弄された歴史であり、それは日本律令体制が整って1300年とするならば、以前から歴史は繰り返されてきたのでしょう。
アメとムチ。
パンとサーカス。
3S政策。
日本はどこまで行っても、変われないんでしょうか。
今回、これだけの災害や、放射能汚染、政治被害、報道被害にあわされても、日本人は変われないんでしょうか。
気付けないんでしょうか。
僕は昭和生まれですが、15歳の時に平成へと時代は突入していきました。
多感な時期に世界が激変していくのを横目で見てきました。
ベルリンの壁が砕かれ、ソ連が崩壊し、湾岸戦争が勃発。
国内では阪神淡路大震災、オウム事件、長引く不況。
そして、21世紀を迎え、アメリカで勃発した911同時多発テロ事件。
毎年、毎月、毎日おこる異常気象。
平成って、あなたにとって、どんな時代でした?
僕は、まだ答えられません。
でも、時代は、必ず、終焉を迎えます。
今、その、真っ只中に、日本は、在るのです。