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ジミーイートワールドの新作でーす。
少し前に買って、毎日聞いています。
今回はパッと聞いた感じ、地味かなと思いましたが、何回もリピートして聞きたくなるんです。
まず、アコギのストロークが軸にあります。
そこにバンドアレンジが自然に重なり、80年代風のテイストが感じられます。
ワムとかマドンナとか。
なんかエモバンドの代表格のように言われるジミーイートワールドですが、元々エレガントな旋律が宿っていました。
前作は結構アッパーでしたが、今回は満を持して、こういった作風になったのでしょう。
いい意味で、売れてやろうというしたたかさも感じられます。
つまり、今までと違うファン層を獲得してみたいという挑戦。
マークトロンビーノとも再びタッグを組み、何処かしら、名作「クラリティー」の音像を感じられます。
この新作を聞いて、作風が似てるなと思ったアルバムが、シェリルクロウの1ST。
チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ/シェリル・クロウ

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やっぱりね、90年代以降のアメリカのロックは内向きで、実験的で、土着的。
それで、録音作業を徹底的にやる。
ダビングも妥協せず、効果的に打ち込みやストリングスを重ねる。
しかし、80年代みたいなリバーブ深めのミックスではなく、生っぽく仕上げて、ダビング重ねてる割に、地味に聞こえさせてる。
で、10代の苦悩ではなく、普遍的なテーマを視点にした歌詞。
つまり、ロックの聞き手の年齢層が、上がってるのを本能的に受け止めてると思うのです。
今回のジミーイートワールドのジャケ、中ジャケ、裏ジャケがね、若い姉ちゃんじゃなくて、熟女よりのフェロモンが漂ってるんです。
なんか、深夜にやってそうな大人の恋愛を描いたアメリカンムービを見ているような感じになるんです。
良い洋楽を久しぶりに聞いたな。