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ここのところ、複数の本を同時に読んでいるのだが、自分の中でシンクロしてる関心事が、この著書に集約されるような気がする。
まず、蝦夷、アイヌ、に纏わる伝承の真相。
そこから、桓武天皇の蝦夷征伐、坂上田村麻呂の鈴鹿山系に伝承される伝説。
そして、北方領土から、ロシア、更に大陸内部で、混血された民族と、朝廷との関わり。
それと、天智朝と天武朝が、紀、記によって事実が編纂されたであろうこと。
かくれ里/白洲 正子

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今朝、ツイッターで、山崎行太郎氏が以前記事にされた、アイヌの歴史を拾い読みしたりもして、自分の中で、点と線が少しづつ、結ばれつつある。
以前から参考にさせていただいている、マヨさんのブログの内容も少しづつ理解できてきた。
アジアの歴史は、かなり面白く、壮大だ。
しかも、シルクロードの終着地は、此処、ジパングである。
日本の宮内庁管轄の遺跡や古墳は、アジアの歴史の宝箱、否、パンドラの箱か。
山形氏も著書で指摘されてるが、日本は、中国や朝鮮の遺跡や古墳は自国に都合のいいように掘り返すが、日本国内の遺跡や古墳は宮内庁管轄という名目で、未だに立ち入り禁止だ。
もういい加減、これからのアジアの時代の為に、各国合同で、公開調査をやるべきだね。
以前にも記事に書いたが、今年の正月にNHKで渤海と日本との関わりをやっていたが、朝鮮半島とともに、渤海経由でかなりの渡来人が日本本土で帰化してるのでしょうね。
それが北陸から、近江。
日本は多民族国家である。
故に血も文化も混ざりまくっている。
それは、シルクロードの終着地故に、大陸文化の結晶である。
白洲正子曰く「文化の万世一系」である。
それは、何処かの片田舎に秘蔵される、面から、遥か彼方、ギリシャまで、夢想の旅へと誘われるように。
権威で塗れた、押し付けられた皇国史観を一蹴し、自由闊達な歴史観を我らに。
思い切って言えば、
今上天皇は、皇国史観など、押し付ける気はさらさら無く、寧ろ、民間から、自由闊達に日本の歴史からアジア史に興味を抱かれるのを望んでいるのではないか。
今上天皇の、韓国とのゆかり発言の行間にはその思いが、滲み出ていると、思わずにはいられない。
そのための良書として、これから、更に山形氏の著書が、広く遍く、浸透し、活発な議論が巻き起こされることを、待ち望む次第である。
「邪馬台国は日本に無かった」
合言葉はここから始めよう。
