白洲次郎を追う | 空堀ホイホイ

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新潮45 2010年 11月号 [雑誌]/著者不明

¥890
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新潮45なんぞ、初めて買いました。

この11月号には白洲次郎の現存する唯一の映像がDVD特典として付録されているんです。

この映像だけ見ても詳細はサッパリわかりませんが、記事にしっかり解説がされているので朧気ながらもこの映像の当時の背景が理解できます。

てか、かなりリアリティーを感じれます。

白洲次郎に興味のある方は是非ご購入をお薦めいたします。

個人的な印象は、白洲さんがタバコをプカプカ吹かしながらのらりくらりと質疑応答を交わしているのがふてぶてしく感じられます。

何者か良く解らん。

ただ、吉田茂に関しての質問に関しての時は、少し態度が硬直しているように見受けられます。

なんとなく吉田茂を庇っているような。

因みにかなり若い頃の中曽根元首相が写っています。


この号内では、他にもたくさん面白い記事やエッセイが記載されています。

鈴木宗男氏による、中川一郎の真実や、皮肉たっぷりの佐藤優氏の検察評、龍馬伝の指摘、などなど。

ネットは横書きで、些か頭に入りにくいと感じる事もあるのだが、やはり縦書きの活字は良い。

縦書きのブログってできひんもんかな。


白洲次郎はホンマに墓場まで、機密情報を持っていったんやろね。

今の国内の混乱は、生前の彼なら予見していただろう。

矢張り、憲法改正論に至るな。

たかが紙切れの憲法だが、避けては通れぬ、日本人の大きな宿題だ。