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逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫)/井沢 元彦

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ここのところ、仕事の合間にラジオで国会中継を聞いているが、政治家の連中は一日国会運営に何億円も賭けて何をやってるんやろと呆れる毎日です。

思い返せば、政権交代以降、日本は物凄い混乱していますね。

鳩山政権の頃は、これから日本がいい方向に進ものかと期待をしていたのだが。

しかし、鳩山政権の遺産は、対米隷属状態の日本の危機感を、まだ一部の国民にだけかもしれないが、それを知らしめた事だったと思います。

鳩山政権を批判するなら、何故アメリカに批判が向かわないのだ。

何故未だに沖縄にたくさんの米軍基地が居座り続けているのか。

マスコミの報道を鵜呑みにしているだけでは鳩山政権、民主党への不信感だけで終ります。

日本が太平洋戦争に負けた事さえ、神話にされてしまうよ。


さて、ここのところ上記の著書を読んでいます。

この本、かなり売れたようで、僕的には売れすぎた本は敬遠しがちなんですが、読んでみて納得。

「古事記、日本書紀は大本営である。」

納得。

まあ、いくつか、共感出来ない歴史観もありますが、権威にまみれた著書なんかよりは、かなり自由闊達な視点で日本史を斬っており、歴史の行間を睨むセンスが光っています。

坂口安吾や松本清張、更に先日記事にした梅原猛氏らに影響を受けた歴史を推理する思考。

これは、権威にまみれた学者達に対する反逆行為だと思う。

世の中の全てに対して「なんで?」と疑問を抱き、自らの思考を巡らせ、真実を追求する姿勢。

これは生きていく上で非常に大切であるが、現代日本人が放棄していることでもある。

マスコミが劣悪すぎるが故に、致し方ないのかもしれないが、いい加減に日本人は目を覚ますべきだ。



日本の歴史は謎だらけである。

今、俺は、日本の歴史を知り、考え出すと、矢張り天皇制に大きな疑問を感じるのである。

しかし、こういう事を話しだすと直ぐに「お前左翼か」と誂われてしまう。

非常に悶々と日々、孤独に考え込み中である。

が、ブログなんかでたまに同じように日本の歴史について考察されている方もおられるので、少し励みにもなる。


今週の土曜日に以前紹介した白洲正子さんの展覧会に行きます。

最近、静かな白洲正子ブームなんですか。

誘った友達も「あー、最近本屋で白洲正子の特集見たよ、陶芸の人やろ」と意外な返事が返ってきた。

あんましブームに乗る気は無いのだが、確かに白洲正子さんの著書や人生観、文化論は影響されますね。


白洲正子“ほんもの”の生活 (とんぼの本)/白洲 正子

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白洲正子のすべて (和樂ムック)/著者不明

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