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最近なんかの雑誌で健くんのインタビュー読んでたらニッキーホプキンスの事話してました。
へ~、やっぱり色んな所からネタ探してんのかなと思いました。
それとニッキーホプキンスの不器用ながらも繊細な唄にシンパシーを感じたのかなとも思いました。
失礼ながら健くんのロック体験はノーエフとかバッドレリジョン辺りで止まってるイメージなんですけどそんなわけありませんね。
毎回カバー曲のセンスの良さで皆を楽しませてくれます。
さて、ニッキーホプキンスと言えば御大ローリングストーンズの黄金期を支え、多大な貢献をしたことで知られています。
そのイメージはホンキートンクでサザンテイストなピアノを弾くセッションピアニストです。
Jamming with Edward!/The Rolling Stones

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メイン・ストリートのならず者/ザ・ローリング・ストーンズ

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セッションピアニストとしての道を追求していけば彼ほどの演奏スキルがあれば引く手あまただったでしょう。
しかし彼は自ら作曲し歌う事を望んでいきました。
決して器用なボーカりゼーションではありませんでしたが、彼の心情が伝わる良い唄を聞かせています。
それにしてもストーンズはセッションからネタを吸収するのが上手い。
いい意味でのキースのアマチュアリズムが成せる技だと思います。
後から著作権の問題とかでゴタゴタするのもストーンズらしいですが、ジャムセッションアルバムを一枚出してチャラにしてくれよ的なやり方もストーンズらしいです。
更に言えば支配的にセッションミュージシャンにフレーズを指定するやり方より自由奔放に演奏させる辺りにストーンズのしたたかな計算があったかもしれません。
その裏事情は当時、既にネタが出涸らしだったという憶測も読めます。
しかしながら結果幾つもの傑作を世に送り出すことに成功してるわけですから我々リスナーとしてはそんな裏事情は関係ない。
最近はバンドの成り立ち方が個人を中心に如何にその個性を生かすかという風な方法がとられているバンドが多い。
それは宅録機材の充実によるところも大いにある。
然しながら、個性と個性のぶつかり合いによるバンドケミストリーを感じさせるバンドがもっと出てきて欲しい。
その為には昔ながらのローカルでローテクな環境も尊いのではと思う。
最近はYouTubeを使ったセッションなんかも企画されて面白そうだが、やはり人と人同士が膝を突き合わせて喧々諤々やりながら何かを創造していく姿に本質を感じる。
僕は音楽のクオリティーの追求の果てに、矢張りヒューマンなモノを求めている。
CDが売れなくなってYouTube世代と呼ばれるコ達がドンドン音楽シーンで活躍をしている。
僕らの世代が苦労して探した海賊盤が簡単にネットでアップされたりしている。
こういった状況を特にネガティブには捉えていないが感性の鋭いコ程情報の果てに出会いを希求しているように思える。
音楽の創造にテクノロジーの先端を駆使することに異論は無い。
しかしその結果優等生的な作品ばかり発表される状況は気にくわない。
時代はもっとはみ出した音楽を求めるようになっていくような気がする。