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このジャケットを見るだけで当時の空気感がブワッと蘇ります。
先日友人と飲みながらウンチクを語らってたのだが、そん時の会話で90年代のアメリカのロックは病んでるイメージがあるけど、やってる側はもちろんやる気満々で彼ら自身やってる音楽に対して凄い確信があって、保守的な音楽に対しては明らかにカウンターな存在としての自覚が容赦なくあったはずだと思うんです。
正直個人的には2000年以降は洋楽より邦楽の方が面白く感じるんです。
それは90年代のロックが良質なうえに小学校の頃からアニメソングとブルハとニルバーナを一緒に歌って育ってきた世代がギター持ってバンドやり始めてるってのが僕の世代からだと羨ましくて仕方ないんです。
もちろん日本のロックの下地を作ってきた先人たちが切り開いた今があるからこその前提ではある。
今の10代のコはスマパンとかどう聞こえるんやろ。
冒頭の話に戻りますが、やっぱりね、なんやかんや言うても90年代のアメリカはまだまだ元気やったと思うんですよ。
カートなんか目っ茶ハングリーやったと思うし。
本当に人生に絶望してたら創作活動なんて絶対しないし。
最近のアメリカのバンドで良いなーって思うのはいわゆるオルタナカントリーって言うんですかね、ウィルコとかデスキャブが今のアメリカのリアルな空気感なんかなって妄想させられるんです。
僕みたいな日本人でもアメリカの微妙な空気感の変化って感じるんです。
それは2001年の911以降の世界観なんかなとも思うんです。
スマパンの「today]を久々に聞くと90年代が明らかに遠ざかって、ノスタルジーな記憶になってしまったんだなーと感じるんです。
明らかに何かを失ったような気分になるんです。