佐々木です


これまでYさんの辛い人生の変遷を
お届けしてきましたが、
彼女のキャリアは目を
見張るものがあります。

僕からすると、よくもまあ
プライベートであれだけの修羅場にありながら
仕事でここまで成果をあげられるなと。

正直、僕では無理です。

「子供を守るのは私しかいない」っていう
母としての強さを感じずにはいられません。


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『私は平凡でありきたりな人生はイヤ!絶対お金持ちになる!』

漠然といつもこんな思い、
夢が心の隅っこでずっとずっとくすぶってました。

17歳でネットワークビジネスを知り、
自由に、誰にも従わず、大きな収入を手に
することができるそんなビジネスを知ったとき、
私の思い描く成功者のイメージがハッキリ見えました。

綺麗で、プロポーションがよく、
デキル匂い(何がデキル匂いなのかは解りませんが…)を
プンプン漂わせ、スーツを着こなし、
ブランド物を身に惑い、高級車に乗り、高級住宅に住む…

そんなイメージだったでしょうか。(笑)
当時バブルがまだ弾ける寸前の頃だったので
かなり古くさいですけどね。

そんなイメージを思い浮かべながら
成功者の振舞いをよく真似たものでした。

18歳当時、化粧品販売のビジネスをしていた時には、
マーフィーの成功法則を学ばされ、
新人の部で最年少で全国8位のセールスを上げ、
その年 北海道で行われた全国大会で表彰をして頂き、
初めて味わったビジネスの成功体験でした。

(でも肝心の収入はほとんどなかったように記憶してます。笑)

ところが現実は甘くありませんでした。
大きな収入を得るための器が
まだまだ私には備わってませんでした。

そんなとこからビジネスの心得みたいなものを
知り始めた私は次から次へと
セールスを渡り歩きました。

どんなビジネスに出会っても、
そこでは必ず自分の「我」を
捨てることが求められました。

いつも「恥ずかしい、イヤだ、やりたくない」
ということが準備されてました。

まるで『軍隊』!!涙を流しながら………
と言いますか、そんなことをやってのけた時、
自然と涙は出るものなんですね。

会社務めでセールスをしていたときに
2度目の結婚をしました。

しかし結婚して間もなく、借金がみるみる膨らみ、
もっと稼げるとこと思い、又、
ネットワークの世界へと戻りました。

最初は、そのビジネスではなかなか上手くいかず、
見かねた母が、私の最初のお客様になってくれました。

借金まみれで、とにかく稼がないと
借金が払えないことへの危機感と、
母への申し訳なさとで、夜な夜な寝る間も惜しんで
ビジネスに奮闘しました。

その間に次男を妊娠し、日に日に大きくなっていく
お腹を抱えながら臨月を迎えたとき、
東京で恒例の会議が開かれました。

さすがに距離を考え(島根県)、
「今月は行きません」と言ったとき、
当時のネットワークのアップに当たる方から
返ってきた言葉が…

「来ないの? 行かなきゃ今月できないよ…」

「は~あっ???」

一瞬耳を疑いました。
しかし、そう言い放った
その目は厳しく真剣でした。

そして、その目の奥に何か訴えたい
思いみたいなものを感じた私は

「わかりました」

と一言。

臨月の突き出たお腹を抱え、
新幹線に揺られながら東京入りしました。

その毎月の会議では、毎回行う恒例行事がありました。

あくまで挙手でしたが、その行事については、
「産まれたら大変だから今月はしなくていい」
と言われましたが、私にしたらまたも
「は~あっ???」って感じです。

「来ないとできないと言いながら、
こんなとこまでこのお腹で来させて今更…」
という反発心と、負けず嫌いな性格と、
何といっても母の思いと、やらなきゃ借金が払えない危機感が
私を突き動かしました。

「ここでやらなきゃここまで来た意味がないじゃん!」
て、私の決心を強めました。

その恒例の行事とはこれです。

靴を脱ぎ捨て、100人くらいの人の前でたった1人、
仁王立ちで踏ん張り、いつまでに、どれだけのセールスを上げ、
どこまでのポジションになるのかを、
お腹の底から声を出しての決意発表するのです!!!

やってやりました!

(想像しただけで妊婦でありながら
あまりの不細工な格好に身の毛がよだちますが・苦笑)

体の奥底から、熱い熱い何かが
ジワッと湧き上がったことを覚えてます。
その私の不細工な格好の決意発表に、
大きな拍手とたくさんのエールを頂きました。

そんなこんなでスタートしたその月、
過去最大のセールスを上げ、
最高の収入を得る体験となりました。

この頃からでしょうか?
言い訳を探してるうちは自分の思う
本当の意味での成功を手にすることはできない。

又、自分自身が最大の敵であり、
自らの思考を変化させないと勝利を
勝ち取ることはできない、
と心棒にぐっさりと入りました。

こうして私の人生の側面にはずっとずっと
セールスということへの勝負がありました。
その中で何度も転びました。

でも、転ぶということは行動の結果であり、
転ぶことで進むべき道を示され、
道なき未来へ道を創っていくという、
まさに人生そのものを体験を通して身につけて行きました。

そして、その人生とはいつもYの字であり、
その分岐点ではいつも、とても重要なこと…

『選択という決断』

がある。

その腹をくくる!ということでしか、
どんな時も、どんな事も、どんな人も
動かすことはできないのです。

人生の半世紀近くセールスに携わってきて、
まさにセールスは人生とリンクしてることを
この身を持って学んできたように思います!

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前回までの苦労話を聞かされた後、
今日の話を聴き、僕はこの人を応援したいと
心の底から思いました。


現在、彼女はある保険会社の
セールス研修トレーナーをしています。

保険のセールスという厳しい業界で
セールスレディー達のリーダー的存在です。

仕事を通じてハラをくくる大切さ、
結果を出すためにはそれしかない、
そのことをしっかり学んだようです。

考えてもみてください。

知識がないから、資格がないから
といって何も自分はできないと
思っている人がどれだけ多いことか。

でも、Yさんは常に体当たりですよね。
重要なのはやはり「意志」なんだと思いませんか?

もう少し噛み砕きます。

人が「意志を貫く」とき
どんな風に見えるかというと
「諦めず最後までやりきる」
という姿勢に現れます。

それは「本気」であり
「コミットメント」です。

自分のことが好きか嫌いか
を分けているのが
いつも「どちらの選択」をしているかです。

つまり、

「諦めないか」vs「諦めるか」

「とにかく苦しくても全力で最後までやってみるか」
vs
「どうせうまくやれないって言って
途中で結果を見ずにやめてしまうか」

注意深く上記の「選択の分かれ道」を
見てください。

「結果がどうこうではない」
「どんな姿勢で取り組んだのか」

が、選択の分かれ道です。
あなたがあなたを好きになるのか嫌いになるのか
を分けている瞬間です。

これが、あなたの「生き様」だし
あなたの「生きる姿勢」であり、
あなたの「在り方」なんです。

その生き様を通して自分を信じる気持ちが
育って行きます。



さて、今日はひとつあなたに
お聞きしたいことがあります。

Yさんに質問したいことはないですか?
あなたが悩んでいることなどを
相談してみたくはないですか?

もし何か聞いてみたいことがあるようでしたら、
是非、いかのブログのコメント欄に
書いていただきたいです。