佐々木のブログから、何か自分に活かせるものを得たい。

そう思ってる人も多いはずだ。

そんな人にとって、今日の内容は一番大切なものになる。


昨日の続き。


実戦でやることを、今練習する。

そのために大事なのは何か?


違う質問いってみようか。

最初にボクサーになろうと決めた時。

頭の中にあったものは何か?


自分なりでいい、ちゃんと考えてから次いってくれ。


練習する時、その先にあるもの。

その完成形。

それは何か?



さらに問おう。

そもそも自分は、どこに向かっているのか?

ゴールはどこだ?

具体的に、いついつどこでどうやってどうなればゴールだ?


今日の自分の練習。

それに点数をつけるとするなら、何でつける?

後からの充実感か。・・それもあるだろう。

でも、最初にあったのは何か?



もうお分かりか。


日頃の練習で、一番大切なこと。


イメージ。


想像力。



ボクサー目指すような人間は、そもそもエネルギッシュで頑張り屋が多い。

すんげー頑張ったりする。

でもそれは、実は皆同じこと。

皆頑張ってるんだから。

そんでも差がつく。

なぜか。

才能。

それは事実。

でもそれが全てじゃ、面白くない。

じゃあ我々凡才がいくら頑張っても、それは全て無駄なのか。


違う。

断じて、違う。

少なくとも、誰だってやれることはあるはずだ。

それが何か。


イメージすること。

イメージを明確にすること。


例えばワンツーを、このように打ちたい。

その明確なイメージがなかったら、何を目指してワンツーの練習するのさ。

それは例えて言うなら、目的地を確認せずに走り出すのと同じ。

ただ我武者羅に走ってったって、偶然目的地に辿り着くかどうかは分からない。

ちゃんと明確な目的地がないと、最短距離を走れない。


イメージなしにただ闇雲に走れば、それがゴールの方向な人もいる。

見たり確認することなしに、そのゴールの方向を最初から知ってる人間がいる。

特殊な才能を持った人間。

人はそれを天才と呼ぶ。


天才じゃない人間は、ちゃんと自分の目で見てゴールの方向を定めて、走り出さなきゃいけない。

そうじゃなきゃゴールまで自然と一直線に走ってっちゃう天才には絶対に勝てない。

我々凡才こそ、ゴールまでの最短距離を踏み外すことなく突っ走らなきゃ天才には勝てない。



ここで違うたとえ。

バイクの教習所通ったことある人は分かると思うが。

バイクでカーブを曲がる時には、必ず曲がった先を見ろと教わる。

だから八の字回る時なんて、バイクを倒しながら真横を見ろと教わった。

バイクのすぐ先を見てちゃ、狙った場所には行けないのだ。

目先だけを見てちゃ、目的地に辿り着けないのだ。

人間ってのは、操作に慣れていないバイクでさえ、見ている方向に行くものなんだ。



最初の問いに戻ろう。


実戦でやることを、今練習するために大事なのは何か?


実戦のイメージ。


最初にボクサーになろうと決めた時。

頭の中にあったものは何か?


将来なる自分の、イメージ。


練習する時、その先にあるもの。

その完成形。

それは、イメージ。


そもそも自分は、どこに向かっているのか?

ゴールはどこだ?

具体的に、いついつどこでどうやってどうなればゴールだ?


現在まだ実現してないものを追い求めている。イメージ上にしかそれは存在しない。


今日の自分の練習。

それに点数をつけるとするなら、何でつける?

後からの充実感か。・・それもあるだろう。

でも、最初にあったのは、イメージ。

今日の練習で身に付けようと計画してた、動き。それはつまりイメージ。



いつでもどこでも誰でもどの業種でも簡単かつ確実に、成功に近付く方法を言おうか。


イメージすること。

自分や組織が成功した姿を。

なるべくリアルに。

感情をこめて。


「どうしたら痩せられますか?」

ボクサーやっててよく聞かれすぎて辟易している質問の一つが、これだ。

簡単なのは、イメージすればいい。

理想の体型になった自分。

そこまでいかずとも、今より少しスリムになって、着れなかった服が着れるようになった自分。

そのイメージが自分にとって本当に気持ちいいものだったら、まず何をすればいいのか分かるはずだ。

無駄食いを少しは減らせるんじゃないか。

腹が減ってダイエットやめたくなったら、少しでいいからリアルにイメージしてみる。

少しずつ痩せていく自分。

もう少し頑張れるかもしれない。



人は、その見る方向に進むものだと言った。

イメージしてそれがいいものだと、そっちに行きたくなるもんだ。

すると、今日何をすればいいかが自然と見えてくる。


例えば。

「今日はちょっと疲れたな~ 走るのかったるいなぁ~」って日が、俺にだってある。

もちろん体調を無視して走るのは禁物だけど、客観的なデータその他から見て、
今日はどうしてる走るべきところな日。

そんな時一番簡単なのが、イメージすること。

世界戦のリングの上で、自分が世界チャンピオンベルトを巻いている姿。

気分がいいねぇ~。

最高にいいねぇ~~。

これを想像する。

なるべくリアルに。

時間にして、大体1分くらいかな、むくむくとやる気が湧いてくる。

今から何をすべきかが簡単に見える。

気付けば一生懸命に走ってる。


練習前、もっと短くてもいい、簡単にでもいい。

今日何をしたいのか、どこをどうしたいのか、具体的にイメージする。

そのイメージにどこまでそぐうものだったかどうかが、その日の練習の成果だ。


イメージは、長期、短期、中期の三つくらいは最低限欲しい。

長期として、最終的にどうありたいのか。

夢の実現した姿。

短期として、今日どうありたいのか。

数時間後、数十分後の自分。

中期としては、一年後、どうありたいのか。

どこまでいっていたいのか。

試合前だったら次の試合のイメージが一番いいしね。


これは、何にでも応用できるし、どんなビジネス書や成功哲学系の本を読んでも
大抵似たようなことが書いてある。

それだけ基本的なものだってこと。


才能あるヤツに勝ちたかったら、少なくとも回り道をしてちゃいけない。

今日一日すら、無駄な練習をしてちゃいけない。

そのためには、明確なイメージを持つこと。

それが、日々の練習で一番大切なことだと俺は考えている。