昨日行われた拉致の国民大集会での横田早紀江さんの発言が静かな感動を呼んでいる。北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表の三浦小太郎氏が守る会のHPで取り上げていたのでコピペしてきた。
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HPより抜粋
NEWS ：横田早紀江さん「個人的な喜びのためだけに拉致問題に取り組んできたんじゃない」
拉致事件解決へ１２年目の国民大集会 「われわれはあきらめない」
拉致問題の解決を訴える拉致被害者の家族会などによる「国民大集会」が２５日、日比谷公会堂（東京都千代田区）で開催され、家族らは北朝鮮の金正日総書記に向け「すべての拉致被害者をすぐに返せ」と訴えた。
家族会のほか、支援組織「救う会」と超党派の国会議員でつくる「拉致議連」の主催で今年で１２年目。主催者発表で約１５００人が参加した。
田口八重子さん＝拉致当時（２２）＝の兄、飯塚繁雄家族会代表（７１）は冒頭「最初の集会から１１年もたってしまったが、われわれは愛しい家族をあきらめるわけにはいかない」とあいさつした。
続いてパネルディスカッションが行われ、横田めぐみさん＝同（１３）の母、早紀江さん（７４）が「絶対生きているんだと信じ、めぐみがどうしているか明らかになるまでまっすぐに歩いていこうと思う」。田口さんの長男、耕一郎さん（３３）も「一刻も早く母が帰国し、『母さん、ありがとう』とひと言伝えたい。すべての被害者が帰るまで政府には強い姿勢で臨んでほしい」と語った。
飯塚代表らは２６～３０日、韓国で北の民主化を訴える「北朝鮮自由週間」に合わせて訪韓。脱北者団体などとともに拉致事件の解決を訴える予定という。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100425/kor1004252015004-n1.htm
（前略）めぐみさんとともに気がかりなのが孫のヘギョンさん（２２）の存在だ。さまざまな関係者から第三国での面会を打診され、昨年末にも衆院拉致問題特別委の議員から意向を確認された。
「あの子が利用されるとかわいそう。個人的な喜びのためだけに拉致問題に取り組んできたんじゃない」。夫妻は日本以外での面会をきっぱり断った。（中略）
「何にも分からない中で泳いでいるような感じ」。夫妻はこれまでの拉致問題への取り組みをそう表現した。「どうしたらいいの。いつも誰に聞いたらいいんだろうと思う」。 知れば知るほど北朝鮮と金正日政権の暗部は深まるばかりだが、早紀江さんはこう言う。
「どこまで本当か分からない。だからむしろ、信じられるんですよ。生きているって」（後略）
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100424/kor1004242050005-n1.htm
昨日、国民大集会が開催されました。私はどうしても用事がつかず申し訳ないことに不参加でしたので、お詫びもかねて、上記の記事を紹介いたします。集会内容は後日報じられることと思いますので、救う会ニュースやホームページなどご参照ください。
上記の言葉で、もっとも深く心を撃つのは、横田早紀江さんが、お孫さんとの第３国での面会を拒否されたときの言葉です。拉致被害者家族が、まず自分の拉致された家族の救出を願うのは当然のことです。しかし同時に、「個人的な喜びのためだけに拉致問題に取り組んできたんじゃない」と明確に言い切る言葉には、この問題を広く北朝鮮全体の人権、人道問題として捉えてる広範な人類愛の精神が伺えます。
私は個人的に知り合ったある方からこう疑問を呈されたことがあります。「子供を奪われた横田さんたちの苦しみはよくわかります。しかし、横田さんは右翼的な政治運動に取り込まれてしまっていると友人に聞きましたが、本当にそうなのでしょうか。」
この方に私はこう答えました。
「今、誘拐され助けを求めている人がいるとして、その奪還、救援を要求し、犯罪者の処罰を求めるということにおいては、右とか左という議論は不毛だと思います。また、過去の歴史問題を議論することはもちろん必要ですが、それは現在の北朝鮮の政権の自国民への人権弾圧や収容所支配を肯定することに利用されてはならないというのが私の原則です。もちろん貴方やお友達が北朝鮮現政権を支持していないことはよく分かっています。しかし、北朝鮮現政権のプロパガンダには、そのような歴史問題を持ち出して自らの人権弾圧を隠蔽しようという傾向が極めて強いのです」
「もちろん、私も含めて、横田さんを応援している個々人の思想や政治的立場については、疑問をもたれる方も意見を異にする方もいらっしゃるだろうと思います。しかし、少なくとも断言できるのは、横田さんご夫妻や家族会の方々の基本的な姿勢や発言を読んでだり聞いてたりしてくだされば、北朝鮮で実際に抑圧されている人々の人権、中国での脱北者の悲劇などを、自分の家族の問題と同根のものとして捕らえてくださっていることが分かるはずです。」相手の方が納得してくださったかどうかは別として、私は大体このように答えました。
映画「クロッシング」の公開の日、舞台挨拶に立ってくださった横田滋さんも、この映画を単にかわいそうな物語と観るのではなく、脱北者の具体的な受け入れの政策を進めるきっかけになってほしいという趣旨のことを語られました。
尚、現在発売中の「新潮４５」に、平沢勝栄議員が、第３国ではなく、横田さんご夫妻のピョンヤン訪問によって事態を打開する可能性を書いています。これも一つの意見としてはありうるかもしれません。しかし、今横田さんたち被害者家族の方々が選んでいるのは、彼女の信仰の言葉を借りれば「狭き門」です。
「狭き門より入れ、滅びにいたる門は大きく、その路は広く、これより入るもの多し。生命にいたる門は狭く、その路は細く、これを見出すもの少なし。」（新約聖書マタイ伝）
ここでの「生命にいたる門」は、あえて現実に当てはめて言えば、あくまで、すべての拉致被害者と北朝鮮の根本的な人権侵害の解決を目指す路のことです。これは中々見出すことはできず、その道はどこまでも細く果てがないように見えますが、正しき人、勇気ある人は必ずこの路を歩むはずです。（三浦）
http://hrnk.trycomp.net/news_s.php
ご夫妻がヘギョンちゃんと会いたくないはずがない。そこにつけ込んで孫との面会をちらつかせる輩は人としての心を失っているのだろう。民主党の山岡賢次国体委員長、自民党の平沢勝栄、元家族会の蓮池透、その他諸々の親北連中。
いずれ歴史の審判をうけねばならない。
先ほど見たニュースの中に、パトカーを誘導して燃えてる家まで案内し、怪我をしていた飼い主を助けたシェパードと、出動した消防車が盗まれた記事があった。
消防車窃盗犯人を犬より劣ると言ったら、シェパードくんに失礼である。
北朝鮮に拉致された家族の必死の訴えを邪魔する輩は、火災現場から消防車を窃盗したのと同じ行為をしているのだ。
※URLをクリックしてサイトに飛んで、三浦氏の示唆に富んだ好論文の数々をお読みあれ。
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HPより抜粋
NEWS ：横田早紀江さん「個人的な喜びのためだけに拉致問題に取り組んできたんじゃない」
拉致事件解決へ１２年目の国民大集会 「われわれはあきらめない」
拉致問題の解決を訴える拉致被害者の家族会などによる「国民大集会」が２５日、日比谷公会堂（東京都千代田区）で開催され、家族らは北朝鮮の金正日総書記に向け「すべての拉致被害者をすぐに返せ」と訴えた。
家族会のほか、支援組織「救う会」と超党派の国会議員でつくる「拉致議連」の主催で今年で１２年目。主催者発表で約１５００人が参加した。
田口八重子さん＝拉致当時（２２）＝の兄、飯塚繁雄家族会代表（７１）は冒頭「最初の集会から１１年もたってしまったが、われわれは愛しい家族をあきらめるわけにはいかない」とあいさつした。
続いてパネルディスカッションが行われ、横田めぐみさん＝同（１３）の母、早紀江さん（７４）が「絶対生きているんだと信じ、めぐみがどうしているか明らかになるまでまっすぐに歩いていこうと思う」。田口さんの長男、耕一郎さん（３３）も「一刻も早く母が帰国し、『母さん、ありがとう』とひと言伝えたい。すべての被害者が帰るまで政府には強い姿勢で臨んでほしい」と語った。
飯塚代表らは２６～３０日、韓国で北の民主化を訴える「北朝鮮自由週間」に合わせて訪韓。脱北者団体などとともに拉致事件の解決を訴える予定という。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100425/kor1004252015004-n1.htm
（前略）めぐみさんとともに気がかりなのが孫のヘギョンさん（２２）の存在だ。さまざまな関係者から第三国での面会を打診され、昨年末にも衆院拉致問題特別委の議員から意向を確認された。
「あの子が利用されるとかわいそう。個人的な喜びのためだけに拉致問題に取り組んできたんじゃない」。夫妻は日本以外での面会をきっぱり断った。（中略）
「何にも分からない中で泳いでいるような感じ」。夫妻はこれまでの拉致問題への取り組みをそう表現した。「どうしたらいいの。いつも誰に聞いたらいいんだろうと思う」。 知れば知るほど北朝鮮と金正日政権の暗部は深まるばかりだが、早紀江さんはこう言う。
「どこまで本当か分からない。だからむしろ、信じられるんですよ。生きているって」（後略）
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100424/kor1004242050005-n1.htm
昨日、国民大集会が開催されました。私はどうしても用事がつかず申し訳ないことに不参加でしたので、お詫びもかねて、上記の記事を紹介いたします。集会内容は後日報じられることと思いますので、救う会ニュースやホームページなどご参照ください。
上記の言葉で、もっとも深く心を撃つのは、横田早紀江さんが、お孫さんとの第３国での面会を拒否されたときの言葉です。拉致被害者家族が、まず自分の拉致された家族の救出を願うのは当然のことです。しかし同時に、「個人的な喜びのためだけに拉致問題に取り組んできたんじゃない」と明確に言い切る言葉には、この問題を広く北朝鮮全体の人権、人道問題として捉えてる広範な人類愛の精神が伺えます。
私は個人的に知り合ったある方からこう疑問を呈されたことがあります。「子供を奪われた横田さんたちの苦しみはよくわかります。しかし、横田さんは右翼的な政治運動に取り込まれてしまっていると友人に聞きましたが、本当にそうなのでしょうか。」
この方に私はこう答えました。
「今、誘拐され助けを求めている人がいるとして、その奪還、救援を要求し、犯罪者の処罰を求めるということにおいては、右とか左という議論は不毛だと思います。また、過去の歴史問題を議論することはもちろん必要ですが、それは現在の北朝鮮の政権の自国民への人権弾圧や収容所支配を肯定することに利用されてはならないというのが私の原則です。もちろん貴方やお友達が北朝鮮現政権を支持していないことはよく分かっています。しかし、北朝鮮現政権のプロパガンダには、そのような歴史問題を持ち出して自らの人権弾圧を隠蔽しようという傾向が極めて強いのです」
「もちろん、私も含めて、横田さんを応援している個々人の思想や政治的立場については、疑問をもたれる方も意見を異にする方もいらっしゃるだろうと思います。しかし、少なくとも断言できるのは、横田さんご夫妻や家族会の方々の基本的な姿勢や発言を読んでだり聞いてたりしてくだされば、北朝鮮で実際に抑圧されている人々の人権、中国での脱北者の悲劇などを、自分の家族の問題と同根のものとして捕らえてくださっていることが分かるはずです。」相手の方が納得してくださったかどうかは別として、私は大体このように答えました。
映画「クロッシング」の公開の日、舞台挨拶に立ってくださった横田滋さんも、この映画を単にかわいそうな物語と観るのではなく、脱北者の具体的な受け入れの政策を進めるきっかけになってほしいという趣旨のことを語られました。
尚、現在発売中の「新潮４５」に、平沢勝栄議員が、第３国ではなく、横田さんご夫妻のピョンヤン訪問によって事態を打開する可能性を書いています。これも一つの意見としてはありうるかもしれません。しかし、今横田さんたち被害者家族の方々が選んでいるのは、彼女の信仰の言葉を借りれば「狭き門」です。
「狭き門より入れ、滅びにいたる門は大きく、その路は広く、これより入るもの多し。生命にいたる門は狭く、その路は細く、これを見出すもの少なし。」（新約聖書マタイ伝）
ここでの「生命にいたる門」は、あえて現実に当てはめて言えば、あくまで、すべての拉致被害者と北朝鮮の根本的な人権侵害の解決を目指す路のことです。これは中々見出すことはできず、その道はどこまでも細く果てがないように見えますが、正しき人、勇気ある人は必ずこの路を歩むはずです。（三浦）
http://hrnk.trycomp.net/news_s.php
ご夫妻がヘギョンちゃんと会いたくないはずがない。そこにつけ込んで孫との面会をちらつかせる輩は人としての心を失っているのだろう。民主党の山岡賢次国体委員長、自民党の平沢勝栄、元家族会の蓮池透、その他諸々の親北連中。
いずれ歴史の審判をうけねばならない。
先ほど見たニュースの中に、パトカーを誘導して燃えてる家まで案内し、怪我をしていた飼い主を助けたシェパードと、出動した消防車が盗まれた記事があった。
消防車窃盗犯人を犬より劣ると言ったら、シェパードくんに失礼である。
北朝鮮に拉致された家族の必死の訴えを邪魔する輩は、火災現場から消防車を窃盗したのと同じ行為をしているのだ。
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