昨日の記事「救う会全国協議会が大変身、大歓迎!」でご紹介した救う会ニュースに記されている総聯と韓統連(韓国内の親北団体)が祖国統一という美名の下に開かれる金正日マンセー大会を産経が取り上げていたのでご一読を。

東京で16日に親北大会 拉致被害者の家族会が反発
2009.10.14 23:20



 日本の朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)を中心に米、中、欧州など海外8地域の親北団体が16日、東京都内に集結し、「海外同胞大会」(主催者予定で1000人規模)を開く。こうした海外大会は初めて。名目は韓国・金大中(キムデジュン)、盧武鉉(ノムヒョン)政権下の南北合意(6・15宣言、10・4宣言)履行の呼びかけだが、「日本の親北勢力の基盤強化が狙い」との見方もでており、日本人拉致被害者の家族会などが反発している。



 催しは朝鮮総連と在日韓国民主統一連合(韓統連)で構成する「日本地域委員会」で企画、運営され、費用も賄われている。

 朝鮮総連は朝鮮労働党指導下にあり、韓統連も韓国で反国家団体に指定されている金日成・金正日体制賛美の親北団体。他に海外から集結する親北リーダーは約50人とみられる。

 この時期の開催について分析筋は「独自制裁を続ける敵地の真ん中で親北勢力の巻き返しを行う狙い。指令は朝鮮労働党から出ている。また日本の民主党政権成立後に具体的に動き出しており、鳩山政権が甘くみられている証拠」と述べている。

 日本人拉致被害者の家族会など6団体は14日、「金正日政権支持の大会がわが国の首都で公然と開かれることを黙ってみているわけにいかない」と開催反対の共同声明を発表した。当日は家族会の増元照明さんらが抗議行動を行うことにしている。

 朝鮮総連は集会の目的などの取材に「産経新聞の取材には応じられない」としている。


$拉致被害者救出荒木調査会代表支持勝手連-harken


 総聯と韓統連という韓国では反国家団体に指定されている金日成・金正日体制賛美の親北団体がドッキングして、日本の親北連中も加わり、金正日マンセー大会を開こうとしている。それに対して、家族会・救う会・調査会と北朝鮮の人権抑圧を糾弾しているNGO諸団体が共同で声明を出し、大会粉砕の行動を起こした。すばらしいことだ。

 拉致問題に特化していた救う会全国協議会と北朝鮮の人権問題で戦っているNGOが初めて共同声明を出した意義を産経の記者は掴んでいないようである。勉強不足だ。
 だが、これからである。北朝鮮と戦う総ての民間組織が共同で行動することによって、マスコミの視点も拉致問題だけでなく、独裁政権による人権抑圧も次第にクローズアップするようになってくる。
 北朝鮮の民主化を求めることを北朝鮮は嫌がっている。恐れている。だから、怪しげな輩がネットで、北朝鮮のことは北朝鮮に任せようなどとほざいているのである。我々が耳を傾けるべきは、脱北者の声であり、亡命者の声である。金正日の兵士・総聯や韓統連の声ではない。敵の嫌がること、恐れていることをどんどんやろう。

北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会
代表の三浦小太郎氏が私メの掲示板にコメントを投稿してくれたのでご紹介しよう。

16日の集会について 三浦小太郎

$拉致被害者救出荒木調査会代表支持勝手連-miura
彼等にもちろん結社の自由も集会の自由もあるでしょう。
しかし、同時にまた、他国民の自由を奪い、人権を踏みにじり、また国内でも自国民を抑圧し続けている金正日政権を支持する集会を行う以上、私たちはその集会に根本的な意味で抗議せざるを得ません。

最も憂慮しているのは、勿論ありえないことだとは信じますが、日本のマスコミ、知識人、また一部政治家がこの集会にエールを送るなどという、自由と人権に反する言動を行うことです。私たちはその意味でもこの集会を注視していたいと思います。

今回声明を発表する際、救う会のかたがたに特にご苦労をかけました。
ここで感謝すると共に、今後も、できる所では連帯して行きたいと思います


 拉致は金正日独裁政権による人権侵害である。思想・信条・民族の相違を乗り越えて、北朝鮮の人権抑圧と戦う人々と、反金正日戦線を構築していかねばならない。





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かつてはシベリアで、今は北朝鮮で、祖国に戻る日を待っている同胞がいます。
奪還しましょう。全ての同胞を!!


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拉致被害者救出荒木調査会代表支持勝手連-arimotokokuso