ほいな。サッサとロックにササロックでござい。

 

いろいろ突っ込みはございましょうが、すべて無視してまいりましょう。

今日は今日とて観劇感激。

 

・・・いや、久々だよ。目ぇほとんど見えねんだもの。

まだ耳や鼻のほうがましな感じでさ。

 

そして、北とぴあまですら遠く感じられるこの体力。

どーしよね。全盛時は徒歩3分だぜ。歩くのがしんどい。

 

そして、体中があちこち鳴るので、観劇には向かない体質を絶賛維持中ですが、

案の定、肺がバリバリ言うわ腹が鳴るわちょっと動くと関節がボキボキ言うわ。

 

一応一番隅っこでおとなしくしてましたが、周りの皆様、ホントすみませんでした。

なんでこの状態で久々に外に出たかというと、いやね、うちの「皆」さんのね、

教育企画(?)の生徒が出演してるらしいのよ。

 

んでもあいつ、誰がそうなのか教えねの。「当ててみろ」って、判断材料がなさすぎじゃね?

しかしまあ、女の子がいっぱいで、いいね。

あいつ、中高生の女の子に囲まれて楽しくやってんだろか。

 

うん。女子高生はともかく、女子中学生はうらやましいな。。。

 

って、冗談はさておき、北とぴあ演劇祭の大トリ(でも台風のせいで大トリじゃなくなるっぽい)は、

 

北区ACTSTAGE 『LEIDEN SCHAFT』

一回きりの公演はチームAの『Los Halt』にござい。

 

ん? タイトルの意味はわかりません。ドイツ語嫌い。脚本は高校生じゃないのね。

 

まずは、

 

 

女の子がいっぱい♪

 

 

いや、間違えた。男女比率で言うと女子の比率が高い。うん。

 

正直どうしても枕詞に「中高生にしては」がついてしまうけど、その前提で、

役者は、全体的によかったと思う。少なくとも見るに堪えない学生芝居のレベル

ではないので、語るに足る感じ。

 

脚本は、ま、学生に合わせたんだろけど、ありがちにまとめた感はあり。

・リバティから逃げてきて新しい街を作異世界の話

・現実から異世界への逃避

・異世界と現実のリンク

等々、ラストはそうならざるを得ないという予定調和通りの展開ではありますが、

これが意外とササロック、予定調和も嫌いじゃないのよね。

 

なんだけど今回はその前、

・逃げない

・戦わない

→絶望を奪う

の一連の流れに、説得力がね。いや、逃げて新しくやりなおせばいんじゃん?

という、なんで逃げないのかの説得力に欠けるところが、微妙。うん。

だからラスト手前の全員整列が、冗長に見えてしまうんよね。

 

全体的に説得力が今一つな意見のぶつかり合いなんだけど、ここが、脚本で

説得力を持つ構成にするか、説得力の無さを役者が勢いで観客に飲み込ませるか、

どっちを狙っていたのかがちょっと微妙な演出だったのが、うん、没頭しきれなかった

原因だろか。

 

でも、正直、久しぶりだったからというのもあるのでしょうが、楽しかってん。

個人的には物語の中軸でない、合間に入るダンスが楽しかった。

 

役者的にはやっぱ、主役の「ひまわり」がよかったかな。

ササロックが演出するなら、0.05秒全体的に動きをゆっくりにして、そこに

できた余白に個性を表現するエッセンスを凝縮してみたくなる感じでは

ありましたが、リズムが安定しているから、見てて飽きない。

 

主役が全体の空気のベースを作って他の役者がのっかる感じになると、

全体的に安定はするけど躍動感にかけてしまうのですが、それでも

全体に芝居の色ははっきり主役が決めてた感じがあるよね。

 

でも、モノローグの演出の紫は、もうちょっと赤みが強いほうがいいだろと思った。

 

そーそー、最初の暗転は、個人的には気を失うくらいの暗転で、光があたって

そこに人がいてびっくりする、くらいのが好きです。今回は暗転中の役者の

動きが見えてしまってたけど、まあ、仕方ないかな。

 

後は役者としては、地味に「しめじ」ちゃんが好きです。

「だからしめじなんてあだ名・・・」のところの空気が好きやってん。

あの空気感は、良かった。ぞくっとしたものよ。

 

あとあれだな、盗賊3人娘(?)の真ん中のリーダー(名前忘れた)の、

4回目手前の「もう一回だけだぞ」(台詞は正確でないかも)の空気感も

好きやってん。

 

なんだろね、この、ストンと胃に落ちる感じの空気の変質みたいな感じが

好きです。プロの役者の演劇であるほどそういう場面が多いんだけど、

今回はその2か所が、個人的には隠れたハイライト。

 

しかし、「皆」さんの生徒って、誰だったんだろね。

あの「しめじちゃん」だったら、ササロックに紹介させたいところではある。

 

ん、久々に演劇見たし、もっと久々にブログを書こうとしたところで、

言葉が全然出てきませんが、個人的には圧倒されないほどに楽しくて

よかったのです。