劇団海賊ハイジャックは第11回本航演。
サンモールスタジオにて、2010年11月3~9日。
うん。
今更!?
はい、今さらです。2年の時を超えて、今。
いやさ、なんでも屋の「皆」さんにさ、DVD買っといてと頼んでたのを
忘れてましてね、手元に届いたのがつい先日。
ふむ。
自分で買え!
などという野暮な突っ込みはほっときまして、演劇公演のDVD。
画像はなかなかいいね。そして、カメラポジションは、4つ?
気分的には視点が一番ほしいポジションをとらえてる感。
音も良いしね。映像としての完成度はなかなか高いわさ。
んで、短編集。
『パートリ・エルジェーベト』
エルジェーベトの声が気品にあふれていて、見事。
男の使用人の恰好が画面的にいいアクセント。
ほんでも、動機の一部に純粋なる美への焦りをもちだしてきたのは
いいとして、その根底に男が絡んでくるのが、ササロック的に
解釈がそぐわないというか、あまり美しさを感じないというか。
ササロックも通り一遍のことしか知らんけど、せっかく芝居で作って
るんだから、最後は美のために男まで自分が殺してしまうくらいが、
ピュアで美しい気がする。
赤い血まみれの4人の百姓娘たちの惑う姿はピュアでいいね。
『ロマノヴィチ』
昔 ACT IN ACT で拝見した作。思えばあれがササロック的に
海賊ハイジャックとの邂逅。
ちなみにあの時は青いライトだったのよさ。
小説ならご都合主義のそしりを免れない速いテンポのどんでん返し
だけど、芝居的にはちょうどいいタイミングでの急展開。
無残に殺された女の残留思念が、犯人に対して最後の瞬間まで
反応しないというある意味シュールな平静さが場面の軸となってる
ところが秀逸。
今回の真犯人の方が、前回より陰湿ないやらしさがあって、嫌悪感を
ひとしお催させる点において、素敵。
『シャウクロス』
ん~。やっぱり根底に何かやさしさを感じてしまう物語。
なんだろね、これは。一歩ずれると、あらゆるすべてが無慈悲で
空虚を感じさせるべくしたストーリーのはずなのに、
満天の星空の下、温かい湯につかって四肢を広げているような
心地よい解放感。
そして、満了退役して凱旋した女兵士がね、ササロック的には、
すごいえぇ女やネン。ラストにあの二つの世界を組み合わせたところに、
歯車がぴったり噛み合った世界の意思を感じて、安らぐのよさ。
えぇ、ササロックが属してる世界は、向かって画面左手でございますよ。
『シュルレアリスム宣言』
ガチでやってる体の芝居ではなくて、ガチだと思う。
しかしさ、こんな勝負やらせたら、
川添美和さんのいる方の圧勝にきまっとるやんけ!
ど~ゆ~脳の仕組みしてるんでしょね、あの方。
無から世界を創造するという意味での知力において、ササロック的には、
女性の役者さんでは赤澤ムックさんが筆頭におはしますけれど、
知識を吸収して発揮するという意味での知性においては、川添美和
さんが、ササロック的には筆頭。
てーかぶっちゃけあの人、めちゃめちゃ頭いいでしょ、きっと?
あぁゆぅ女性と対話できたら楽しいでしょうな。ま、楽しいのはササロック
だけで、先方は「馬鹿と話しても面白くない」と思うでしょうが。。。
どーでもいいのですが、段々、劇団員の顔と名前覚えてきてしまったよ?
なんというか、芝居そのもの以外にも、劇団としても楽しい劇団よのさ。