PSA(前立腺がん腫瘍マーカー)高値、次にどうする?

 

今日は、PSAの次のお話です。

 

PSAは「前立腺特異抗原」で、前立腺がんの腫瘍マーカーです。

 

がん特異抗原ではないので、前立腺がん以外でも、血中濃度が上昇することがあります。

 

PSAは、もともと前立腺細胞内にある糖たんぱく質ですので、細胞が破壊すると血液中に出てきます。がんだけでなく、炎症などでも上昇することがあります。

 

 

炎症は否定的で、PSA高値が続く場合、次にどうすでしょうか?

 

最近では、MRI検査を行うことが多いです。

 

MRI検査は、下記のような機械の中に入って検査を行います。

MRI・CTスキャンのイラスト(健康診断)

前立腺MRIを行うと、PIRADSスコアといったグレーディングがあります

 

 

その所見によって、がんの疑いが変わります。 PIRADS3以上になると上記のようなリスクがあります。

 

 

 

MRI検査を受けたらこの ”PIRADS”がいくつであるか確認しましょう!

 

 

この異常部位からがんが検出されることが多いです。

その部位を狙う生検が標的生検(狙撃生検、ターゲット生検ともいいます)

 

 

PSA高値が続いた場合のMRI検査では、その所見 ”PIRADS”が重要です!!

 

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佐々木クリニック泌尿器科芝大門