皆さん。こんにちは。

 

8/15 日刊ゲンダイヘルスケア、Yahooニュースに私のコラム記事がでました。

 

”前立腺がんの疑い…「腫瘍マーカーPSAが高い」と言われたら知っておきたいこと”

といったタイトルです。

 

 

 

PSA検診には様々な、議論はありますががん特異死亡率を下げる一方で 、過剰診断、治療後の合併症などの問題もあります。

 

がん検診の目的で、早期発見も重要ですが、本当の目的は、がん特異死亡率を低下させることにあります!

 

早期発見しても予後が変わらないのであれば、検査、治療を行う意味はありません!

 

必ずしも PSA高値=前立腺がん ではありません。

PSAが高値の場合、採血・エコー・直腸診・MRIなど検査を適宜行う場合がありますが、最終的に必要があると判断されれば、生検検査を行います。

 

生検は、針を刺す検査でからだに侵襲を伴う検査となります。よって、ただPSAが高いから検査するのではなく、本当に検査する意味があるかどうかが重要です。予後に影響するがん(英語ではSignificant cancer)があるかどうかがとても重要で、様々な検査によって生検に必要性を判断していきます。

 

しかし、限られた検査の中でその判断を行うことは難しい場合もあります。

無駄な生検、診断を回避することは、とても重要です。

 

必ずしも PSA高い=がんでなないので、まず、検査をしてPSA高値が出たときはあわてず、泌尿器科の先生に相談してみてください。本当に生検まで行う必要性があるのかどうか。

納得がいく形で検査を受けられることをお勧めします。

 

自分の一番の思いは、無駄な生検や過剰診断で余分な治療を受けることがなく、かつ治療が必要な癌は速やかに診断され、適切な治療が行われることです!

 

不安があるときはいつでもお気軽にご相談ください

 

また、今後さらに有用なマーカー検査などが出てくることを切に願います。