2月からの学校休校措置での首都圏の中学受験生の学力格差が例年以上に開いてきていることは前に本ブログでも二度三度指摘してきています。学校に行かなくて良いわけですから、生徒は毎日が日曜日で朝から夜までたっぷり勉強出来ます(させられます)。いわば春休み、夏休み、冬休み以上の長期休暇が今年はあったことになりました。毎日専業主婦の自らも中学受験を経験し、中高一貫校でしっかり勉強をし、大学受験をしてきた高学歴お母さんの組んだスケジュールに従って3ヶ月余りみっちり朝から夜まで中学受験の勉強をこなしてきた生徒がいます。大手チェーン塾ではweb授業です。お母さんと一緒に視聴し、完璧に復習します。教材は隅から隅まで丁寧に勉強出来ます。だって時間がたっぷりありますから。場合によっては家庭教師が来て教えたりします。これがピンから切りまでのピンの受験生の凄さです。おたくの中学受験生の勉強ぶりはどうでしょうか? さて、9月入学が取りざたされていますが、そうすると今まで4月入学で2月初めの入試だったので、9月入学だと7月初めの入試ということになるのですかね。(正直、このままコロナが終息しないで引き摺って2月初めの中学入試になったら、どうなるんだろうかと、同一会場での一斉ペーパーテスト入試はやれるのか?と不安でした。)この一年間が一年半になります。中学受験の学力格差は広がり続けます。より長期戦になると短期決戦とは違い、費やした勉強量がものを言います。トップ層の学力は例年以上にアップします。合格の水準はアップします。覚悟が必要です。 コロナのため経済が大ダメージを受けています。今後企業の倒産、業績悪化による賃金減少(ボーナス半減)が普通にあります。これが原因となり中学受験を断念することもありえます。少なくはないと思います。これは中学受験の易化をもたらします。とりわけ中堅校以下は競争は楽になると予想されます。 コロナで授業休業中で時間があるのでいつもよりしっかり新聞が読めています(良いのか悪いのか)。