故松本勝也選手の葬儀に参列させて頂きました。
選手会長の弔辞は、残された家族は全力で守るとの力強い言葉から始まりました。
続いて師匠の沼田さんからは、昔は持ちペラ制度だったため、松本選手の24時間いつでも叩けるペラ小屋が欲しいという希望を叶えるために、何にもない田んぼのど真ん中にペラ小屋を建て、一生懸命ペラを一緒に叩いたという思い出話が紹介されました。
更に弟子の金子選手からは、本当に神のように良い人だったと明かされました。子どもは怒ったら駄目だ、褒めてやれ。良いところを見つけて伸ばしてやれ!と。その思いは弟子に対しても同じで、私たちも褒めて育てられたのだと仰っていました。
他のお弟子さんの名前も何人か読み上げられましたが、何方もそうそうたるメンバーで、一流選手も多く育てて来られたのだと驚くばかりでした。
私も一生忘れません。
レーサーの妻として、あんなに多くの一流選手が涙、涙され、どれだけ仲間に慕われていたか、伝わってきました。
最後に奥さまが、レース前はいつも通り笑顔でいってらっしゃいと見送りましたが、まさかあれが最後になるとは夢にも思いませんでしたと。
ボートレースが大好きで、いつもプロペラ、ゲージのことを考え、一生懸命家族のために走ってくれて、時間があるときは子どもと遊んでくれる、100点満点の父親でしたというお言葉がありました。その奥さまの思いに、草葉の陰で松本選手も喜んでいらっしゃることと思われます。

ボートレースは、皆さんは大切なお金を賭け、一方、選手たちは命を懸けて戦います。
残されたお子さまには忘れないでいて欲しいです。あなたのお父さんは最高にかっこいいA1レーサーだったことを‼️
私の娘にも、改めて主人の戦いの日々とその意味を伝えて行きたいと考えています。