先日、燕市役所へ視察に行かせて頂きました。こちらでは市長が教育熱心で、ブログを通じた強い発信力もお持ちなのが印象的でした。
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さて、参考までに、燕市で実施されている主要なプロジェクトについて、

☆Good Jobつばめ
自身の将来設計や自立力を養うため、中学生による職場体験授業が開始されています。協力事業者の対象が従来の学区単位から市内全域へと広げられ、197もの選択肢が生徒に与えられることになりました。
また、今年度は数日間の日程に過ぎませんが、来年度以降は5日間、体験授業が予定されています。
子供にとって、親が自営業者でもなければ、そのリアルに働く姿を見る機会は限られます。このような職場体験は生徒たちにより良い刺激を与え、将来の職業選択をより具体的なものにし、勉学への取り組みや将来の勤労意欲の向上にも貢献するのではないかと、私も期待しています。

☆長善館学習塾
小5、6を対象としたサバイバル体験授業です。お箸1本から自分たちで作り、ご飯もまず火を起こすところから始めます。初日は特に初めてのことだらけで、活動は深夜にまで及ぶそうです。
お金さえ出せば一通りの道具も食材も簡単に手に入る現代において、何もないところから始めて最後まで諦めないでやり抜く力を養います。

☆JACK&BETTYプロジェクト
小5から中3を対象に行われる年25回の英語教室です。英語スピーチコンテストにおいて選考を行い、選抜された生徒は親善大使として海外派遣に行けます。
今年度は、オーストラリアやシンガポールへ12日間派遣されます。
なお、1人約50万円の渡航費用等諸経費は、おひさまプロジェクト(企業の太陽光発電による利益や寄付)で賄われます。
ネーミングもとてもユニークで、内容もかなり充実していました。派遣される生徒さんたちにとって、語学力を生かしたかけがえのない経験を現地で得られることは間違いありません。

ところで、燕市は人口83,180人。対する大阪市は260万人都市です。燕市ならではのフットワークの軽さをそのまま今の大阪市へも適用し、同等のきめ細かい教育を実現することは困難に思いました。
しかし、大きくなりすぎて身動きの取れなくなった大阪市を細分化し、同じ市内でも各地域の住民ニーズにきめ細かく対応し、痒い所に手が届くような市政を目指すのが大阪都構想です。正に、大阪都構想実現後の大阪市のあるべき教育現場の姿を、今回、燕市に見た気がしました。

お世話になった燕市役所の皆さま、ご協力ありがとうございました。