被災者支援、原発の安全対策。東日本大震災がもたらした未曾有の災害の後遺症は、まだ何も解決していません。

昨年末の衆院選においては、原発廃止の公約を掲げる政党も多かったですが、その後、現時点ではなお机上の空論のまま、事態は具体的な進展を見せていないように思われます。

ちなみに、東京都は、昨年度、家庭の電力不足への対応及び防災機能の強化を図るため、住宅用創エネルギー機器等(太陽光発電システム・ガスコージェネレーションシステム[ガスから電気と熱を取り出すシステム]・太陽熱利用システム・蓄電システム)への補助金交付制度を創設していました。

暑ければすぐに冷房、寒ければ一枚多く衣類を羽織る前に暖房、というスタンスに馴れきってしまい、使わないときにはこまめにスイッチを切るというのが当たり前だった本来のスタイルを、私もいつしか忘れてしまっていました。

私、佐々木りえは、原発問題やその代替エネルギー政策を通して、もう1度、かつての省エネ生活への回帰を促す取り組みを訴えます。

参考までに、栃木県の那須塩原市では、農業用路を利用した小水力発電への取り組みが進んでいます。

一方、日野は浅川と多摩川に挟まれ、自然の産物に満たされた街。那須塩原市の事例のように、自然資源の有効利用を私は考えていきたいです。

皆さんともう一度、必要なエネルギーだけを節約しながら消費するという原点に立ち帰り、原発ありきというこれまでの電力事情からの脱却を図る道を、少しずつ探りたいと考えています。