何年かぶりに会った友人に対して、
「普段は思い出しもしないけど、どこかで生きているもんだなあ。」と思う様に、
普段の生活圏以外にも世界はあって、いろんなものが蠢き、いろんな事を営んでいる。
今日も散歩に出かけよう。
この世界が蠢いている事がうれしくて仕方ない。私は神なのかも知れない。
私は今、宇宙の座標と歴史の1点に存在している。
江戸時代の人もここで釣りをしたのだろうか。
見知らぬ子供の一瞬を勝手に切り取ってしまった。
ひなびた街のひなびた喫茶店でひなびたサンドイッチを食べた。
散歩イズムとは、散歩こそが地上最強の趣味であるという立場をとる主義のことである。