病気になったら病院へ、
病気になりたくなければ鍼灸を。
群馬県前橋市を拠点に出張専門鍼灸を開業している、
ささき ひでかず
(本名・佐々木秀和)
です。
今回は人体を構成し生命活動を維持する為の物質である、気・血・津液を取り上げます。気・血・津液それぞれの詳細については後々触れていきます。
気
生命活動の根幹となるエネルギー源のこと。活動性を持った精微な物質で、絶えず動いて全身を巡ります。陽に属します。
血
水穀の精微(飲食物からの栄養分)から生成された赤い液体のこと。解剖生理学での血液とは似てますが、血液とは生成も作用も異なります。陰に属します。
津液
血以外のすべての体液のこと。陰に属します。
※血、津液、精は陰分または陰液ともいいます。今後この言葉出てきます。
気・血・津液の相互関係
※ナツメ社 基本としくみがよくわかる『東洋医学の教科書』より抜粋。
上記の画像のように、気・血・津液はお互いに巡ることで機能しますが、どこかに不調が生じると連鎖反応的に他にも不調が生じます。
気・血・津液・精について、それぞれの概念と不調を数回に分けて投稿していきます。その為いくつかお伝えしておくことがあります。
①それぞれの概念では理解を深める為に必要に応じて
「ナツメ社 基本としくみがよくわかる『東洋医学の教科書』」
より抜粋した画像を掲載することがあります。
②それぞれの不調では関連するツボや漢方薬を記載します。ツボに関しては経穴名だけを記載します。『経絡経穴概論』の教科書や一般の書店で売られているツボの本でツボの場所を御覧ください。また、漢方薬に関しては必ず漢方医、薬剤師や登録販売者に相談してから診断した上で処方してください。漢方薬に関してこちらでは一切責任を負いません。
しばらく気血津液論の投稿になりますが、よろしくお願いします。

