病気になったら病院へ、
病気になりたくなければ鍼灸を。
群馬県前橋市を拠点に出張専門鍼灸を開業している、
ささき ひでかず
(本名・佐々木秀和)
です。
気血津液論から今回は気について投稿します。気は目に見えないものだからイメージしたり感じたりすることが大事だと思います。目に見えないものだから難しく感じるんですよね。だからこそ気を少しだけでも感じられる様に意識しながら治療に努めてます。まだ完全に気を掴んだとは言えませんが、治療経験を積み気を掴めるようになりたいものです。
気とは
生命活動の根幹となるエネルギー源のことです。活動性を持った精微な物質で、絶えず動いて全身を巡ります。機能だけが存在して目に見えないものとされています。
気は絶え間なく動いていて、昇る・降りる・出る・入るという方向性があります。この気の運動を気機と称します。気機は人体の新陳代謝を促進させ、生命活動を維持しています。
気の分類
人体の気は、自然のきれいな空気である清気、飲食物からの栄養分である水穀の精微、生まれたときに両親から受け継がれた先天の精(腎精)から作られます。
大きく分けて4つあります。
原気(元気)...生命の原動力であり、食欲、性欲などの欲求をもたらす気。先天の精に後天の精が注がれて生成されます。また、臍下丹田に集まって、三焦の働きで経絡を介して全身を巡ります。先天の気(先天の精から化成した気)。
宗気...肺の呼吸作用と心の血を循環させる機能を持つ気。肺において水穀の精微と自然界の清気が交ざって生成され、胸中に集まります。後天の気(水穀の気)。
営気...津液を血に変え、血と全身を循環し、臓腑や内外の器官に栄養を補給している気。血とともに脈中を行き、一日に人体を五十周巡ります。後天の気(水穀の気)。
衛気(えき)...外邪の侵入から身体を保護している気。外邪に対する防衛、体温保持、汗腺の開闔を行います。脈外を素早く巡り、昼は体表を二十五周し、夜は体内を二十五周します。後天の気(水穀の気)。
気の作用
推動作用...人体の成長、発育、血や津液の流れを促進する働き。要は物質を動かす力のこと。人間の成長、臓腑の動き、血や津液の循環など。
温煦(おんく)作用...身体を温める働き。人間の体温維持機能はこの作用によるものです。
防御作用...身体の表面(皮膚)を保護し、外邪の侵入を防ぎ疾病の原因から生体を守る働き。衛気と関係が深いです。
固摂作用...体液が不要に漏れ出すのを防ぎ、生理物質を正常な場所にとどめておく働き。
気化作用...気、血、津液、精の間の転化を引き起こす働き。飲食物から気の化生、気から血・津液・精などへの転化、尿や汗などの排泄物の生成。
愛の気の作用(ささきひでかずオリジナル)
すごく恥ずかしいですが、悪ノリして愛の気の作用を作りました。いつか結婚披露宴や結婚パーティで披露してみたいです。
二人は出逢い愛の気化作用で好きという気持ちが愛しているという気持ちに変わり、
気が付いたら愛の推動作用で結婚へと突き進んできました。
愛する気持ちが強すぎて愛の固摂作用を働かすのに精一杯でしたが、
付き合ってからずっと作用し続けている愛の温煦作用でこれからも愛している気持ちを温め続けて、
結婚してからも愛の防御作用で全力で守りたいと思います。
何だか作っていて恥ずかしくなってきました(^_^;)良かったら使ってください(笑)。
