抗生物質は体内にいる細菌を殺すためにカビなどの微生物からつくられた薬で、肺炎などさまざまな細菌感染症の病気に対して使われ、大きな効力を発揮するまさに万能薬ともいえますが、同時にそれに対抗する耐性菌も体内に発生させます。
耐性菌は、薬に対して抵抗力をもってしまった菌のことで、これが体内にあると薬が効きにくくなります![]()
強力な抗生物質を使うことで、やっつけられる側の細菌も突然変異などによって耐性を身につけ強力な菌へと変身します。
そして、いくら強力な抗生物質をつくっても、しばらく飲み続けると、それに負けない強い耐性菌が登場し、抗生物質が効かなくなってしまいます。
効かないので、さらに上回る強力な抗生物質をつくると、またそれを上回る強力な耐性菌ができてしまうのです。
この悪循環をストップさせるには、抗生物質の使用を必要最小限に抑えるしかありません![]()
病院にいくと、医師から抗生物質を出しておきますとよく言われますが、医師が抗生物質を投薬する場合には、どうしても必要な場合にのみ使うといった慎重な判断が求められます。
患者の側も、ちょっとしたことで抗生物質を出してくださいと言わないほうがよいですし、使いすぎていないか気にすべきでしょう![]()