昔の幽霊には、ちゃんと足があったそうです![]()
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幽霊は死者の霊が生前の姿でこの世に現れるもので、生前の姿だから、当然足はあるわけです。
足のない幽霊が登場するのは、江戸時代中期以降です![]()
そのきっかけとなったのは、画家の円山応挙の絵といわれています。
応挙は凄みを出すために、幽霊の下半身をおぼろに描きました。
それが足なし幽霊のルーツとされています。
この絵はたいへん評判を呼びました。
応挙が幽霊の絵を描いていたある晩、お手伝いの女性がその絵を見て、キャッと叫び、気絶してしまったといいます。
ウソかほんとか定かではありませんが、それほどリアルだったということでしょうか。
その後、歌舞伎役者の尾上松助(後の松緑)が舞台で足のない幽霊を演じました。
こうして幽霊から次第に足が取れていき、足なし幽霊が定着していくことになります![]()
ところで、幽霊といえば柳がつきものですね![]()
柳の木は、街路樹や湖畔の並木としてよく用いられています。
また、昔から境界の目印として町外れや村堺に植えられ、橋のたもとや遊郭の出入り口などにも植えられました。
柳がそういったところに植えられたのは、この世と異世界との堺を示す象徴だと考えられていたからで、幽霊が柳の下に現れるというのも、柳のそうした象徴性によると考えられています![]()