物語を探す人 | 何もない明日

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朗読人の独り言

 

 

 

3月最後の日曜日は朗読劇を観に行った。


 

場所は荻窪のかふぇ&ほーるwith遊。
お店の前は何度も通り過ぎていたんだけど、
中に入るのは初めてで、少しびっくりした。
入ってすぐがカフェスペース、その奥の扉の向こう側は
クラシックのコンサート等が開けそうな小ホールになっていた。



グランドピアノがあり、木材の床の上に
30名ほどの人が座れるよう椅子が並べてある。
カフェスペースと完全に別になっており、
ライブハウスのように1ドリンク制ではない所も良かった。



観に行ったのは「緊急ルーレット」の第12回緊急公演。
脚本家春井環二さんと

演出者ふくおかかつひこさんの制作ユニットで
数人の演者たちと共に朗読劇の最前線を目指し活動している、

とのこと。
「ストーリーテラー ~夢と現~」というタイトルで、
シリーズの第三弾だったらしい。



「夢」がテーマの物語と、「現」がテーマの物語。
まったく別々のお話のようで繋がっている部分があり、
その統一感、伏線回収にいちいちわくわくした。
4人の演者さんの表現力ももちろん素晴らしかったんだけど、
物語の面白さ、構成、音響、ピアノ演奏があったればこそだと思う。



演出のふくぅさんは体調不良で不在だった。
終演後、春井さんと少しだけお話しした。
考えてみれば春井さんと知り合ってからも随分経つなあ。
朗読始めた頃からだもの。
なんだか不思議だな。



TASKEさんのイベントのDJの人、だったのに。
そしてピアノ演奏がめちゃくちゃ上手い人。
今では脚本家さんなんだものなあ。
と何だか感慨深かった。
観られて良かった。
ふくぅさんの体調が戻りますように。
お疲れさまでした。
めちゃくちゃ楽しかったです。