物凄く狭いとか
逆に広過ぎるとか
天井や床や壁が無いとか
ワープするとか
それが普通で当たり前の夢の中のエレベーター
エスカレーターは途中から
ジャンプ台になったりする
様々ないかれた手段でどこかへ向かう
どこにも行けないのに
どこかへ行こうとして
結局元に戻ったと思ったら知らない場所で
知らない人ばかりの中
知らない家に帰る
ここを右に曲がればあるはずの公園
この階段を昇ればあるはずの喫茶店
あるはずがないのに夢の中の記憶は
不思議としっかりしていて
別な夢へと繋がる
どこにも行けないのに
どこかへ行こうとする
寝ても覚めても結局は
どこかへ行こうとして