翻車魚初日の夜の話 | 何もない明日

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朗読人の独り言





昨夜は翻車魚初日、
高円寺無力無善寺にてライブでした。



四年前訪れた時とは違う感じ。
椅子が座りやすいやつ(前は子供用?みたいな
動物の顔のミニ椅子だった)に変わっていたり、
固定ペダルの真っ白い電子ピアノがあったり。



少し遅れて到着し、店内に入ると
可愛らしい(と言ったら失礼か?)男性が爽やかな歌を歌っていた。
顔だけじゃなくギターのストラップも
お洋服も上から下まで可愛かった。
だけど「熱海」さんという温泉地みたいなお名前で
ギャップがまた可愛かった。
羨ましかった。



二番手のクドウさんは殆どMC無しで、
淡々と歌われていた。
代わりに背中で語ると言っていた。
ギブソンのフォークギター、民生さんのやつと一緒かな。
ごっつい音が伸びやかな声と合わさってて羨ましかった。



トリはビール好きな女ことじゅんじゅんさん。
明るくて、可愛らしい笑顔が素敵な方。
だけど演奏が始まった途端、
東京ディスティニーランドの悪役を彷彿とさせるような
めちゃくちゃ深い暗黒世界を繰り出して来る。
表情も声も、コロコロ変わる。
弾き語りっていうよりも、
お芝居を観てるみたいで
迫真に迫る世界観が、羨ましかった。



三番手の笹田はヒット飛ばせず。
鍵盤と椅子とのちょっとした距離とか
ペダルの感じとか自分の声が聴こえなかったりとか
些細な事で調子悪くなっちゃうんだよなあ。
下を向かずがんばろう。
もっと、もっとだ。