『なんとか』さん | 何もない明日

何もない明日

朗読人の独り言

 

 

 

二人のケイコちゃん。

ケイコちゃんが二人。

一人はラーメンマンみたいな髪型のウラさんとどこかへ行ってしまった。

もう一人と歩いていたらグラスが落ちて割れて、

『なんとか』さんの話になるが『なんとか』さんが分からない。

分からないまま話は進んで河原へと辿り着く。

河原には知り合いらしき人がちらほらと佇んでおり、

その中で知り合いではないエレファントカシマシの人に

「笹田さん、『なんとか』さん好きでしょ?」

と突然話し掛けられ戸惑う。

だからその『なんとか』さんって誰なんだってば。

とは答えず曖昧な返事をしてしまう。

河原に住む猫たちはやっぱりかわいくて

どうやら伝説があるらしいので誰か説明してください、

という所で人の夢の中に入り込む力を持つ

という設定のシンジさんが唐突に現れる。

いとこの『なんとか』さんがその伝説の創造主で、

その人がいなければ猫も存在しなかったし我々も出会っていなかった。

みたいな話をいつもの感じで語るのである。

だからその『なんとか』さんって。

全部同一人物?