砂の精 | 何もない明日

何もない明日

朗読人の独り言

 

 

 

 


眠っても、眠ってもです。



半径1メートル
いや、
10センチ(急に縮まった)

くらいの範囲を常に飛んでるんじゃなかろうか。
眠りの妖精的なひらひらとしたかわいこちゃんが。
おそらくは魔法の砂
またはそれに類似する何らかの粉を
きらきらと撒き散らしながら微笑んでるに違いない。



普通に言えよ、眠いって。
と自分が自分に言いました、心の中で。
思っているだけでは伝わらないので、
今ここに書いています。
今ここに生きています。



眠くても起きて。
辛くても耐えて。
怠くても堪えて。
笑って。
笑って。



笑って。