雲の向こう | 何もない明日

何もない明日

朗読人の独り言




無限の中途半端地獄でジタバタしている気分。
どうやら犬掻きなので、さっぱり進まない。
止まったら沈む?
え、浮かびたいの?
ううん、飛びたいの。
あの雲の向こうまで。



あの雲の向こうには何があるんだろう。
お決まりのあれですか。天空に付き物の。
滅ぶ前に存在したい、
存在させたい。
私の歌があります。
あの雲の向こうに。



どんなに中途半端でも、今出来るのは
どうやら犬掻きなのだ。せめて全力で。
沈むかと見せかけて、
浮かび上がりたい。
いつか飛べるように。
私の歌まで。