唐突に5日、6日のライブを振り返ってみる。
出順って結構重要な要素だと思っていて、
一番手だけはマジで勘弁してください。
とずーっと思いながら活動してきたものだけれど
今回の三つのライブは、すべて一番手だった。
で、それがいつも以上に流れと勢いを生み出してくれた気がする。
バスで一晩過ごすのはめっちゃ咽喉に悪い。
だから必ずマスクをして乗り込むようにしていたんだけど
久しぶりだったからすっかり忘れていた。
カサカサの咽喉をのど飴でなんとか宥めながらのライブ。
だったのになあ。
聴いて欲しかったな。
ソウルキッチンのオープンマイクには私を含め五組の参加者が。
と思っていたら私の出番の後ジュテさん登場、六組に。
日本語ブルースやボブディラン、ウクレレ演奏等の中、
ジュテさんの朗読はやっぱりすこぶるイカシテタ。
私は相変わらず曲間に拍手を貰うタイミングが分からない。
いつも「ありがとう」とか言わないでシーンとしたまま
次に行っちゃうんだけど、
この日は一曲目から店主鳥井さんが絶妙なタイミングで拍手をくださり
絶妙といえばソウルキッチンのアップライトピアノの設置具合
よくこのスペースにと思った。
よくこのスペースに。
まあ、それはいいとして通常ブッキングにも呼んでもらえた。
山形、っていうのがインパクトあったのかもしれないけど
それでも嬉しかったなあ。
で、その数時間後真夜中。
ヴァルハラ宮殿では吉田良に捧ぐ朗読をした。
一冊のノートを巡る物語から始まる。
知ってる人は知ってるだろうけどあの人一人芝居の最中に
カッターで腕を切ってJAMを血塗れにしたことがあって
その時に書いたものとか結構残ってるんだけど
あまり人前では読んでいないので本人の前で読もうと思って。
そういえば「音楽が止まる音」の歌詞には良さんと猫道さんが出てくる。
「刃の抜けたカッター」と「いちぬけてシャッター」の部分。
まあ、私だけそう思ってるだけなんですけどね。
次の日ALONEの前にはスタジオに入らなかった。
ライブの前には必ずスタ練するようにしているんだけど、
包み隠さず言うとまさに死人の体だったのです。
ギリギリまで休みながらセットリストの確認。
実を言うと用意しておいたセトリの他にもう一つ組んで、
リハ直前まで悩んでいた。どちらにしようか。
本番では入り込みすぎて鼻水が止まらなくなり、
終わってから観に来てくれた小川さんに心配された。
共演者の方に「ピアノ(以前は)弾いてませんでしたよね!?」
と驚かれたり、井上さんがマイクの使い方を教えてくれたりした。
と振り返ってみて、
やっぱり聴いてもらいたかったなあ。
宣伝っていってもブログに書くだけだから
誰も来ないのはあたりまえなんだけど。
それでも続けていくのは何の為なのか。
終わる時に分かるかなあなんて思ったりする。