ディクタフォン | 何もない明日

何もない明日

朗読人の独り言




私などには勿体無い丁寧なメールが来て、
遠くへ向かって頭を下げてみたり上げてみたり
してる暇があったら返事を書きなさいおのれは。
と自分に突っ込んでいるうちに一日が経ってしまった。


こんな時、自分がレイ・ブラッドベリか
ポール・オースターだったら良かったのにと思う。
いや、違うか。別に奇妙な宝石箱や
公表されないまま燃やされた幻の本、
みたいな大作が書きたいわけじゃない。
それらは私が読みたいだけであって
ただそれくらい、読み応えのある手紙。
そういうのが書けたらなあ、と思うんだけど。
思うだけでいつも、片言みたいになっちゃう。


ありがとう、うれしい、それではまた。


それだけじゃないだろう!
と項垂れつつ送信。





今年のスケジュール帳、面白いほど白紙。
しょうがないので身内の誕生日など記入してみる。
メールやコメントに、励まされています。
よろしければ今後も、お付き合いください。