リバース | 何もない明日

何もない明日

朗読人の独り言




このまま一行になって一字になって終わろうかなあ。
最後の一字は決まってた。
でもそれじゃあなあ。
この場所が消えても自分は消えない。
かっこ悪い私。
それを笹田美紀といいます。





帰れない夢。
辿り着けない夢を、
繰り返し見る。
眠っても同じだ。
眠っても何処にも、救いなんてない。
それでも眠っていたくて
ギリギリまで眠る。
毎朝、
毎朝、
毎朝思う。
明るくならないで。
それでもまた朝は
光でもって醜い私を打ちのめすのだ。
なーんちゃって、
なんて言えない感じで。



いいか、笹田。
助けは来ないぞ。
TASKEさんならたまに出演オファーをくれるかもしれない。
だが、助けは来ない。
そもそも誰かに助けてもらいたいー?
とか思っちゃってる時点でってうるさいなあ分かってるよ。
ていうか誰だよお前、って知ってる知ってる。
ぼっち会話ばっか。
相手がいないからさ。





このまま消えないで続くから、大丈夫です。
自分でそう祈ったんだ。
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続く。
続け、って。
あの歌をまた、
誰かに聴いてもらえますように。