歩く人物語 | 何もない明日

何もない明日

朗読人の独り言




流石きゃりーぱみゅぱみゅ。
おっしゃれっつせかーいせーいふく
だっだっだだー、でこんな所にまで。
と思わざるを得ない現代の屋台のチョコバナナ。
パステルカラーに蛍光色、もはや食べ物以外。
じゃあ何か。
ファッションか!
食とファッションのコラボレートか!



やっぱきゃりーすげー、とかくすくす思いながら
一人歩く植木市@山形市緑町の辺り。
こういうのってお友達や恋人や誰かと一緒に
「わーあれ何だろう。どれにしようか?」
とかきゃっきゃ言いながら歩くべきだよね。
一人きりじゃ、つまらないよ。
と分かりきってることを実感しつつ、
歩いてみたんだけどやっぱり一人だと
歩いただけになるんだなあ。
お祭り気分にはなれなかった。



太陽がギラギラと旅人のマントを脱がす。
そんな感じで町往く人の装いも軽やかな日。
歩いただけの人は雑貨屋と本屋に寄って、
贈り物を一つと本を一冊買いましたとさ。
めでたしめでたし。



ってまだ終わりじゃないよ。
渡さないとだし、読まないとだものね。
ギラギラの太陽の季節が来る頃には
「さようなら」と「こんにちは」、
はじまりが待ってる。



はず!