脳髄s
ってバンドさんかと思ってたら、
かわいい男の子でしかも十代で
むげん堂で買ったというワンピースを着ての
ギター弾き語り。
似合ってたけど歌には合ってなかったな。
音楽で世界を変えてやるって東京に出てきた男の子の歌。
卑猥な言葉を使った歌よりも「がんばって生きる」っていう
素直な歌詞の歌の方が印象に残りました。
ナイチンゲールは噛ませ犬
はスリーピースのノイズ系バンドさんでした。
音だけではなく映像とチカチカ光るオウムみたいな
照明を使っての魅せ方が面白かった。
あれは無善寺という空間にとても合っていたけれど、
どこででも使用してるのかしら。
次JAMでやるって言ってたから、観てみたいなあ。
でも行けないな四月は。うーん、残念。
ノイズっていっても楽曲がしっかりしてる感じ。
つまり聴き易い、と思ったのだけどそれは
本人達的にはどうなんだろう、褒めてるつもりなんだけど。
ちょっとライヒを思い出したんだよな、ハンドクラップの曲とか。
まださっぱり決まってない次の企画に呼びたい。
イベント名しか、決まってないけど。
馬野ミキさんは私、ひそかにずっと好きでね。
でもお話したこと無かったんだけど、
ちょっとだけ会話できましたよ。嬉しいなあ。
長い短い関係なくポエムはポエム。
みたいな馬野さんの言葉と朗読が好きなんだけど
この日はギターの弾き語りだけのライブだった。
ずーっと前ユーリさんが馬野さんの歌について
しゃべってたっけなあ、と思い出しながら。
なんだろう。ラムネとか、飲みたくなる感じ。
夏休み、みたいな。
懐かしい感じ。
今村さんはもはや、人というか、
マシンのようだなあ。と思ったんだこの日。
サンプラーとかエフェクター。
リピート機能がすごい。マルチエフェクター。
そんでユーリさんと、ワンちゃんが一緒にいる感じ。
前の日電車の中で、ワンちゃんにそっくりな
少年を見たよ。お母さんと一緒だった。
お母さん、お母さん、と繰り返す今村さんを見てたら
全部繋がってるような気がして、少し怖くなった。
一人欠員が出たから、
と急遽出演することになった無善寺マスターは
いつもは裸とか宗教っぽい格好なんですけど、
今日はこのままでと言って青いアロハシャツで歌った。
アロハシャツで春の歌をたくさん歌う無善法師。
って珍しいものを観たようでちょっと得した気分に。
エフェクターガシャガシャ踏みながらのギター弾き語り。
最後の曲で法師も、お母さんと叫んだ。
「今日みんな格好よかった。」
と終演後脳髄s君が言ってくれた。
その格好よかった中に私も入ってるといいなあ。
と思ってるとそろそろ夜行バスの時間に。
「こんな時間にバスがあるの?」と馬野さんに聞かれ
「はい、今行くと丁度いい感じなので、そろそろ行きます。」
と会場を出ようとすると脳髄s君が声を掛けてくれた。
チラシもくれて嬉しい。嬉しい気分のまま、
「今日は本当に楽しかったです。また!」と手を振ると
みんなも手を振ってくれた。
楽しい時間、バイバイまたね。
練習しないで読んだの、初めてかもしれない。
でもそのせいか暗闇は、うまく爆発出来てたと思うな。
リハでは高村光太郎さんの「さびしきみち」と
「苛察」を読んだ。それも起爆剤になった。
とても個人的な「ホームズ」という作品を
真剣に聞いてくれたみなさん、ありがとう。
ただ暗いだけではない、終わりにしたかった。
進んでいく決意を、新たにしたかった。
「ホームズは生まれ変わって、すぐ側にいますよ。」
と無善法師が言った。
「大丈夫ですよ。」
ワンちゃんにそっくりな少年の顔。
全部繋がってる。
大丈夫。