瘡蓋 繰り返す言葉 あの日の風の音 光と影と色 離れた手と手 ホチキスでいいから 留めておいてよ 離れないように 飛ばされないように 痛みで思い出して いつか傷が癒えて 瘡蓋になっても 忘れないで 一人一人の「届け。」 想いの一つ一つ 流れた血と涙 その跡を 繰り返す言葉 繰り返し また 振り返る