自分の事なんか話しても、
誰も面白くないだろう。
と常日頃思っているので、
人と話す時は大抵聞き役に回る。
もちろん、何か聞かれれば話す。
でも、聞いている事のが多い。
朗読にしても
オープンマイク、
出演ライヴに関わらずMCは少なめ。
若しくはしない。
しない事のが多い。
ですが少しだけここに
自分の事を書いてみようと思うので、
興味のない人は読まなくてよろしい。
ごめん上からだった。
読まなくていいです。
「なんで男に生まれなかったんだろう?」
物心付いてからずっと、
そう思いながら生きてきました。
いや、物心ってやつが
正確に何歳から付くものなのかよくわかりませんが、
小さい頃は母親が女の子みたいな
って実際女の子だったんだけど
そういう髪形や格好ばかりさせたがってね、
それに反発し始めた頃だったと思う。
私が中学生の頃、丁度バンドブームでね、
それと自分の中では小学生ん時から
ガラスの仮面ブームだったから
音楽と演劇、どっちもやりたかった。
バンドでは誰もやりたがらなかったギター、
高校の演劇部では嫌われ者の演出だった。
嫌われ者ってのは今でもそうなんだけど、
思ったことをずばずば言うからすぐ嫌われるんだ。
でも誰も作らなかったから自分で曲を作ったし、
誰も書かなかったから脚本も書いたよ。
男に生まれたかったって思うのはそういった表現に於いてのみで
性的な意味では男性しか好きにならなかったから、
前世ってのがもしあるなら自分はゲイだったのかもしれない。
なんてちょっとだけ思う。
変かもしれないけど。
実際その道のプロに言われたことがある。
「あなたの前世は若くして亡くなった少年兵です。」って。
そういえばそんな内容の詩を書いたことがあったから、
もちろん想像でしかないんだけどなんとなく納得した。
信じる信じないじゃなく、そうかもしれないなあって。
人を好きになった時は、
対等でありたいと思う。
そして守られるよりは、
守りたいと思う。
そもそもそこが
間違っていたのかもしれないし、
間違っているのかもしれない。
今ではそう思う。