冬場になると、

風邪などで体調不良になり、

食事がどれなくなることが起こりやすくなります。

そのような時、

糖尿病の方はとくに注意が必要になります。

なぜかと言うと…。

血糖の変動が激しくなり、

高血糖や低血糖になりやすくなります。

それはとても危険な状態です!

そのような時の対処方法を

「シックデイルール」といいます。

では、どうすればいいのでしょうか?

☆シックデイルール☆

 

① ほかの病気と同様、温かくして安静にすることです。

食欲がない場合は、脱水にならないよう意識して水分を多く摂る!

 

普段控える必要がある

市販のジュース、スポーツドリンク、アイスクリーム、缶詰果物、麺類など

糖分が多く食べやすい食品を少量を何回かに分けて

取るようにしましょう!

 

② 血糖は少し高めでも、食事や水分が取れる間は、病状の悪化が抑えられます。

ただし、次の症状が一つでもある場合は重症化しやすいので早めの受診が必要です。

 

(1)発熱、下痢・嘔吐、痛みなどの症状が24時間~48時間以上続く

(2)食事摂取が困難である

(3)脱水症状が強い

(4)高齢者

 

「シックデイ」の場合、

食事が取れないので血糖は下がると思われがちですが、

実際には上昇する傾向にあります。

 

特にインスリン治療中の方が注射を中断すると、

病状が急激に悪化する場合があります。

血糖測定の回数を増やし、

血糖状態を把握しながらインスリン量を

加減しなければなりません。

 

ただし、

インスリンの種類や病状によって加減の仕方が異なりますので、

主治医との相談が必要です。

 

薬の飲み方も

主治医の先生から具体的な指導がされていない場合も多いので

そうなる前にきちんと確認することをお勧めします。

 

このようなお話を普段の業務で行っています。

ちなみに薬の飲み方については

近隣の病院では、連携ができているので

お薬手帳に挟めておけるカードをお配りしています。

 

他の医療機関のコメディカルで働いている方ように作成したものです。

 

https://pediatricdose.jimdofree.com/%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%87%E3%82%A3/

 

 

これに関する学術発表をして

宮城県薬剤師学術フォーラム2017 学術大会会長賞をとりました。