今回のテーマ
治療家に役立つ「プラセボ効果」って?
です。
 
薬剤師の学校の授業には、
眠くなりやい昼食後に
「プラセボ効果」の授業があります。
 
2つの班に分かれて
カフェイン入りのコーヒーを飲む班と
カフェインが入っていないコーヒーを飲む班に分けて
「目が覚めるかどうか」という実験です。
 
授業を受ける生徒は、
プラセボ効果の実験とは知らされず
「カフェインが入っていると眠気が取れる」
という説明をしてコーヒーを飲ませます。
そうすると、
カフェインが入っていない班の人の中にも
「眠気が取れた」
という人がいました。
 
これを治療家の先生は
どうように活用できるかというと
 
「この施術をすると、
○○が改善するですよ!」
と患者さんに言うと
全然、効かないはずの施術をしても
「効果ありました」
という方がいるのです。
 
ここで言いたいことは、
全然効かない施術をして!
と言っているわけではありません。
 
○○をすると、
○○になりますよ!
ていうことにより
効果が倍増するということです。
 
私自身、
お薬を患者さんにお渡す時
プラセボ効果を意識するように
心がけています。
 
また、実際に
「乳糖」        ⇒痛みを取る効果は証明されていない
を痛み止めとして処方されることもあります。
その時、「痛み止めですよ」
と説明します。
 
次回、来局時
患者さんに、「薬効きましたか?」
と聞くと
痛みが和らいだということがよくあります。
 
「これを飲むと効くと思った方が薬は効くから、
そう思って飲んでくださいね!」
って伝えています。
 
治療家の先生は自身を持って言うが大切です。
本来の治療効果+プラセボが効果的が期待できます。
 
まとめ
○○をすると、
○○になりますよ!
というように心がけてください!
 
PS
催眠術でもすぐかかる人とそうでもない人がいるように
プラセボ効果が効きやすい人とそうでもない人がいるそうです。
 
効果がでやすいタイプとしては
・想像力がある
・集中力がある
・感情を表に表す
・依存心がある
というような方です。
 
ぜひ、お試しください。
最後までお読みいただきありがとうございます。