幼いころ保育園で出された白い液体とのファーストコンタクトに衝撃を受け、それ以後避けるようになりました。たぶん質の良くない脱脂粉乳だったんだと思います。最初に新鮮なおいしい牛乳を飲んでいたら、こんなことにはならなかったかもしれません。絵に描いたようなバイアスの完成です。
白い飲み物を飲んだ時の味
(感覚神経で受け取った情報:Neuro)
↓
これが牛乳ってものの味なんだ(たぶん誤解)
(自分なりの意味づけ:Linguistic)
↓
牛乳はまずいから、避けよう
(思い込みが脳にProgramされた)
NLP的に説明するとこんな感じです。牛乳を避けるプログラムが、見事に脳に書き込まれてしまいました。こういう状態のことをアンカリングと呼びます。船がアンカー(錨)を下ろしたように、そこにロックされます。今でも白い怪しい飲み物を手に取ることはありません。
飲んだものが脱脂粉乳だったかもしれないし、たまたま質の悪いものだったかもしれないのに、単純な思い込みで、私はずっと牛乳から離れて生きています。
こういうことは日常に結構あります。脳のクセでついそうなってしまいます。簡単な例では、同じ値段なのに
より
と書かれたら、つい後者に目が向いてしまいます。
この
私はこういうマーケティングに特に引っかかりやすいのかもしれません。
他にも、赤信号で止まる、救急車が近づいてきたら道を譲る、ホームで整列乗車する等、世の中はもうアンカーだらけです。
ちなみにスピリチュアル・ティーチャーのエックハルト・トールは、
できるだけ体に意識を向けると、今というこの瞬間にアンカーされる
と言っています。確かにその瞬間瞬間に最大限の力を発揮できるように、身体意識を活用してアスリートのトレーニングをしてる方もいらっしゃいます。
ヒトはアンカリングされやすい生き物と言われていますが、意識的にアンカーを使うと集中力を高めたり、力を発揮したりすることもできるようになるんですね。
私の牛乳嫌いは今のところ生活に支障がないので、「もうこのままでいいや」とほっといてますが…。
保志 和美
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブコーチ
国際コーチ連盟認定コーチ
国際NLP協会認定NLPトレーナー
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☆横浜を基点に、関東以外からもキャリア・強み・英語に関するご相談をいただいています
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