今回は、タックルハウス(gophish )から発売されたTKP115YK(TKP115YK.GP)の紹介をしようと思います。
K-TEN lab (http://tacklehouse.co.jp/ktenlab/)より、
「小さいのに内蔵する重心移動システムの錘は135と同重量で、ルアーは大型の1番フック込みで29グラムになります。」
とあり、確かに飛距離はいい方だと思います(でも最近のルアー 〈←昔を知らない奴が言うな!〉 って大体飛距離っていいですよね?)。
なんで、驚くような飛距離ではありません。
次は動き。
先ず、ポッピングから。
水平姿勢というのもあり、連続ポッピングをレスポンス良くしてくれます。
また、ロングジャークの際の水飛沫はそのサイズに見合わないほど強く、小さいながらたくましい印象です。
また、水がらみも良く、たまにヌルヌルと泳ぎます(ポッピングだけで使用したいならケツのフックだけ重くしてシンキングポッパーみたいにするのもアリかと思います。売りの水平浮きが消滅しますが…)。
その際の泳ぎはフィードシャローに似ており、やはりヒラスズキ に使えそうです。
その他。
今までいい面ばかりを紹介して来ましたが、悪い面も紹介します。
ロックショアに使って感じた悪い点を3つ挙げます。
①イモムシノッドが悪いのか良くエビる。
②なんだかんだ飛距離はいまひとつ(29gにしては飛ぶが…)
③スプリットリングとプレスリングを5番辺りのコンビで使うと、潜りやすくなる(ポッピングせずミノーみたいに泳いでしまう)。エビる原因は実はこっちにあるかも知れません。
・要するに、このルアーは、ライトタックルでの青物、ヒラスズキ を想定したルアーであると言えます。
※一軍ルアーでビシバシ投げる系ではありません!
それを踏まえると、「duro100h pencil 、ツインパワー8000sw 、pe3号クラスのタックルでは基本的にこのルアーは使いづらい」という結論に至ります(つまり、どうしても大きいサイズのルアーに食わない時は苦し紛れに使えば?と言ったところです。
ライトタックルの方にはかなりオススメです。)。
これまで2回、このルアーでヒットに持ち込みましたが、その状況としては、
①荒れすぎて遠くにルアー投げても操作できない状況だから20〜30メートル投げて確実に手前にいるであろう魚に口を使わせる作戦で使用したとき。
②ラピード190にバイトするも空振り→TKP135TTに替えるも空振り→TKP115YK で確実に食わせたとき。
と、2回とも王道とは言えない釣り方です。
早い話せこせこした釣り方です。
しかしながら、せこせこした釣り方でもいいから釣りたい、魚の顔が見たいというのが本音です。よね?
結論、ルアーとしての性能は良く、ライトタックルはもちろん、PE3号クラスまでならなんとか扱えますので、お守りに一つ持っておくのも悪くは無いと思います。
タックルの紹介しときます