日曜日。

午前6時30分に看護師さんが血圧と体温を測りにきました。

いよいよ手術か。
お腹の赤ちゃんとも今日でお別れだな、、と朝から辛くて苦しい気持ちになりました。

7時30分からは点滴が始まりました。

そして、8時45分。看護師さんに連れられて手術室に向かいました。
向かう途中、何人かの妊婦さんと遭遇し、目が合いました。
『この人たちは、これから赤ちゃんと会えるのに、私は今からお別れしないといけないんだな、、』と思うと、切なくて苦しい気持ちが襲ってきました。

手術室に着き、夜用ナプキンと生理用ショーツを看護師さんに渡し、いよいよです。

両手両足を機械で固定され、下半身を露出した状態になりました。

「もう痛いことは無いから大丈夫だよ」と看護師さんに告げられ、先生の登場。

「麻酔を入れますよー」という看護師さんの声を聞き、私は意識を失いました。



次に意識が戻ったのは、ベッドに運ばれている最中でした。
「お腹痛い、お腹痛い」と看護師さんに訴える私。そして、「お腹痛いよね。よく頑張ったね」という看護師さんの声が聞こえました。
ベッドに着くとナースコールを渡され、「何かあったらこれで呼んでね」と告げられ、看護師さんは去って行きました。

お腹は生理痛の重いのと比じゃないぐらい強い痛みでした。
ベッドに置いてあった携帯を手に取り、迎えにきてくれる旦那に「今手術終わった。お腹痛いからイブ持ってきて」とラインしました。
その時みた時刻が9時15分。

事前に聞いた説明によると全身麻酔だから少なくとも1時間は意識が戻らず、遅い人だと3時間は掛かると聞いていたのですが、わずか15分足らずで意識が戻ったことになります。

お腹の痛みは30分ぐらいして少しずつ治まってきたので、1時間ぐらい目が覚めなければ、こんなにも強い痛みを感じなかったのかと思いました。

赤ちゃんを失い、お腹は強い痛みを感じ、とても辛い辛い時間でした。

退院前にエコーで子宮の確認をするのですが、もちろん前日まであった胎嚢や胎児の姿はなく、代わりに小さな血の塊がありました。

このエコーの時間が、現実を突きつけられているようで苦しい時でした。

3日分の薬をもらい、迎えにきてくれた主人と家に帰りました。

帰り道、そして家に帰ってからも涙が止まりませんでした。

お腹の中からは居なくなってしまいましたが、きっとこの子のことは一生忘れないでしょうし、今は見ることもできませんが、エコー写真は大切にとっておきたいと思います。