訪問日 令和6年 4月 6日
今回訪問したのは、
いなべ市藤原町上相場2687にある「米野山蔭涼庵」。
弘法大師が開いたとされる名刹で、別名「米野観音堂」。
永禄11年(1568)正月、尾張国荷ノ上の土豪・服部党の
当主服部友貞が、楠木正具の求めに応じ、
霧山城(多気城)の北畠具数の元へ年賀の挨拶のため出立。
途上、楠木正具の地盤である米野山蔭涼庵に逗留した際、
織田信長の謀略に遭い、柴田勝家の軍勢に取り囲まれ、
自刃に追い込まれた場所とされる。
寺院の様子。
寺院は、南面している。
「本堂」。
「本堂」に吊り下げられた「梵鐘」。
境内に安置された聖観音菩薩。
服部友貞の墓碑が、蔭涼庵のすぐ傍に残っているらしいが、
今回発見できなかった。