訪問日 令和2年11月 9日
今回訪問したのは、関市十六所にある「十六所山砦跡」。
『日本城郭全集7』には、次の様に記載がある。
「関市南方、十六所山にあった。天正十年(一五八二)七月、金山城主森長可が中濃攻略に際して築いた一時的な城砦で、郡上郡平定後廃された。」
北東から見た様子。
今回は、「白山神社」から攻略。
他にも、北西にある団地や南山麓に鎮座する
「八幡神社」付近にも登山道があるので、攻略可能。
「白山神社」の「社殿」。
この辺りも「曲輪跡」とされる。
「白山神社」の「社殿」前を通り、奥へ進むと、登山道に出る。
登山道の様子。
細いが、踏み跡はよくわかる。
ここに出れば、あとは山頂付近まで、ほぼ真っ直ぐ進めばいい。
勾配は、それ程キツくない。
神社の「参道」の方がキツイかも。
途中、木々で分かり辛いが、広い削平地に出る。
ここに「虎口跡」の様に、クランクになっている場所がある。
削平地を過ぎると、再度上りになり、
その先に無線所跡の様な建物が見えたら、山頂はすぐそこ。
無線所跡の様な廃墟。
その手前も削平地となっている。
「曲輪跡」なのか、建設時に削平したのかは不明。
廃墟を右手に見ながら進み、右側に入る。
ここも「虎口跡」ぽい。
左側には、「段曲輪跡」の様な場所がある。
背後の廃墟とアンテナ跡。
この写真左側(今回の登山道と逆側)にも登山道がある。
祠の背後から一段下にある「腰曲輪跡」へ。
西側はしっかり削平されているが、他は削平が甘い感じを受ける。
下の方にも、削平地ぽいところがみられるので、
「曲輪跡」がある様だ。
最後に、十六所山を東側から見た様子。
山の東側は削られ、十六所公園となっている。