三輪神社(岐阜市) | 鬼丸のブログ

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主に、城跡・神社かな。

訪問日 令和2年 8月17日

 

今回参拝したのは、岐阜市三輪965に鎮座する「三輪神社」。

祭神は、大物主命。

創立年代等は不詳。

『美濃国神名帳』に「正二位美和大明神」と記される古社で、

鎌倉期にこの地を治める山県氏が、当社を井水鎮護の神とし、

室町期には鷲見氏・近松氏の諸豪族や歴代の岐阜城主の崇敬篤く、

江戸期には美濃代官が、年々の祭礼に幣帛を献じたとされる。

 

神社正面付近の様子。

神社は、南面している。

 

朱色の「大鳥居」。

 

「大鳥居」横にある岐阜市天然記念物の「三輪神社のスギ」。

 

境内の様子。

 

「中濃用水」に架かる「神橋」。

 

「手水舎」。

 

「拝殿」。

 

解説板。

 

(解説板)

        岐阜市重要文化財

          三輪神社社殿

          木造神像

                        昭和四十三年四月十七日指定

 美濃国神名帳に山県郡正二位美和明神とあり、大和国三輪大神を

江州志賀郡と濃州山県郡に祀ったと伝えられる。

 永禄年間(一五五八-一五六九)に近松光保が願主となって社殿

を建立したが、やがて破損したため元禄九年(一六九六)七月に再

建されたのが現在の本殿である。再建の時、建立当初の様式を踏襲

したといわれ、室町時代の様式が見られる。本殿に祀られている木

造神像は五躯あり、いずれも素朴な神像である。

 

       岐阜市重要文化財

         三輪神社石鳥居

                     昭和五十一年八月二十三日指定

 参道にある石鳥居は明神鳥居といわれるもので、銘文によると石

工は和泉日根郡箱造村(大阪府泉南郡阪南町箱作)の藤原永次で、

寛文九年(一六六九)に建てられている。山県用水受益の村々が水

源を守る当社に寄進したものである。

 

        岐阜市重要無形民俗文化財

          三輪神社稚児山の芸能

                        昭和五十七年二月十六日指定

 稚児山の芸能は三輪神社の例祭三輪まつりの中心部分で、四月四

日夜の試楽と同五日昼の本楽で演じられる。民俗性豊かな行事であ

る。

  昭和五十九年二月               岐阜市教育委員会

 

 

「拝殿」西側にある「稚児山」。

 

「本殿」付近の様子。

2m程の重厚な石垣上に位置し、左右に境内社を伴う。

この石垣は、背後の山にあった「明神山城跡」の石垣を移設したとか。

 

「本殿」前の朱色の「両部鳥居」。

 

「本殿」。

 

「本殿」西側に鎮座する境内社。

詳細不明。

 

「本殿」東側に鎮座する境内社。

こちらも詳細不明。

 

「本殿」前にある「石灯籠」。

元禄十三庚辰八月吉日とある。

 

境内東端に放置されていた以前の解説板。

 

境内西側にある「参道」の「石鳥居」と「社号標」。

こちら側に「鳥居」等があるのは、真長寺があるからか。

 

岐阜市重要文化財の「石鳥居」。