訪問日 令和2年 3月 9日
今回訪問したのは、
清須市西枇杷島町二見付近にある「西枇杷島歩道橋」。
県道67号線と同126号線の交差する二見交差点の南西側、
清須市立西枇杷島小学校の西に位置する。
この歩道橋は、交通量の多い道路から学校に通う児童を守るために、
昭和34年(1959)に日本で始めて設けられた歩道橋。
老朽化した橋は、平成22年(2010)に架け替えられた。
尚、古い橋は、名古屋大学に保管されているという。
歩道橋の様子。
案内板。
(案内板)
西枇杷島歩道橋 ~日本で最初の歩道橋、ここに立つ~
清須市西枇杷島町を通る旧国道22号(現在の県道名古屋
祖父江線)の交通量は、愛知県内でも非常に多く、交通事故
が多発していました。また、近くには小中学校があり、多く
の子供たちは登下校時に必ずこの国道を渡らなければなりま
せんでした。
そのため、PTAのみなさんから早く陸橋を作ってほしい
との声が上がり、昭和33年夏に計画が決まりました。
歩道橋は、それまで全国に例がなく、その構造や設置場所
などについて、建設省(現在の国土交通省)や警察と相談しなが
ら、当時の技術を集めて、昭和34年6月、この二見交差点
に、日本で最初の歩道橋ができました。
総工事費は320万円、全長46.8m、幅2.5m、高さ5mの
鉄筋コンクリート製で、高さ80cmの金網つき手すりが取り
付けられました。
その後50年たち、平成22年9月、新しい歩道橋に架け替
えられました。古くなった橋は、現在、名古屋大学に保存さ
れています。 (平成25年12月)
このモニュメントには、当時の歩道橋の階段部分が使われています。