訪問日 平成30年 5月 1日
今回参拝したのは、岐阜市安食1304に鎮座する「熊野神社」。
創祀等の詳細は不明だが、慶安元年9月、宝暦5年7月、
天保10年5月に再営された記録が残る。
大正年間に安食北ヶ平に鎮座していた「上洞八幡神社」と、
安食雛倉に鎮座していた「雛倉八幡神社」を境内に移転、末社とする。
神社正面付近。
伊自良川の西側を走る県道91号線から40m程集落に入ったところ。
神社は東面している。
「鳥居」。
「参道」を進む。
「鳥居」から90m程進むと階段に出る。
階段左手前にある「庚申塔」。
解説板。
庚申塔の由来(解説板)
この庚申塔は正和二年(1313)前半に
当熊野神社境内南東旧熊野参道
添いに八衢の衢に身体の健康と生活が
福禄寛楽に住める願いの守護神
として立て迎え祈り奉りし標石である。
平成二十三年(2011)この祭神の地域が
國の急傾斜地崩壊対策防災擁壁工
工事施工のため御神祓により此の地に
移転安置した。庚申の源は比叡山
守護神日吉神社で*道神猿田彦命が
祭神である。後世に念のため記す。
平成二十三年(2011)十月 文責
熊野神社氏子総代
同安食区自治会長
「手水鉢」と背後にある「五輪塔」群。
長い階段を上る。
途中、左側に御堂があり、不動明王と延命地蔵菩薩が祀られている。
御堂横にある「五輪塔」。
階段を上りきると、左右に「石灯籠」がある。
この「石灯籠」には、天保十年と刻まれている。
「社務所」。
再度「手水鉢」。
「拝殿」。
「拝殿」奥には、「幣殿」を挟んで「本殿」がある。
但し、「玉垣」で封鎖されているため、
「幣殿」により奥に入ることはできない。


「本殿」部分は、「幣殿」部分より2m程嵩上げされている。
その上は、更に「玉垣」で囲まれ、門まである。
「本殿」を横から。
「本殿」の左右には末社(「八幡神社」と思われる。)が鎮座する。