訪問日 平成29年 9月29日
今回訪問したのは、大垣市赤坂町170にある「美濃赤坂駅」。
大正8年に建てられた今では貴重な木造平屋建の駅舎。
JR東海・JR貨物の東海道本線支線(通称:美濃赤坂支線)と、
西濃鉄道の市橋線(貨物線)が乗り入れる。
近接する金生山から算出する石灰石を運ぶ中継地点として、
古くから利用されてきたとのこと。
入口付近。
内部の様子。
時刻表。
東海道本線とは思えない発着本数。(汗)
解説のポスター。
(解説文)
大正8(1919)年8月1日、東海道本線の支線
として大垣~美濃赤坂間5.0kmが開通したのに
あわせ、終着駅となる美濃赤坂駅が開業。通称・
美濃赤坂線は大垣駅から西へ3.1kmの地点にあ
る荒尾聯絡所から分岐するため、東海道本線と
分岐後の支線部分は1.9kmという短い路線で
す。なお、大正11(1922)年4月1日から聯合所
は信号場となり、昭和5(1930)年12月1日に荒
尾駅が開業したのに伴い、南荒尾信号場に名称
を変更しました。
大垣駅の美濃赤坂行き始発専用3番線ホーム
を発車した313系電車は、左右の車窓に電車が
並ぶ大垣車両区を映して快走。南荒尾信号場で
右手に分岐すると荒尾駅、そして単線の線路を
走ると、線路の先に車止めが見える終着の美濃
赤坂駅に到着します。駅構内には貨物専用の側
線があります。これは近くに石灰石を産出する
金生山があり、貨物専用の西濃鉄道市橋線が接
続しているためです。それでは趣のある木造駅
舎の中を抜け、古くは中山道赤坂宿として栄えた
町に出ることにしましょう。(平成21年8月取材)
道を挟んで北側にある「西濃鉄道」本社。
昔懐かしい木造駅舎。
出来る限り使用しながら保存してもらいたいものだ。